中国「深刻な懸念」を表明 台湾総統と米議長会談調整

記者会見する中国外務省の毛寧副報道局長=8日、北京(共同)

 【北京共同】中国外務省の毛寧副報道局長は8日の記者会見で、台湾の蔡英文総統が4月に訪米しマッカーシー米下院議長と会談する方向で調整しているとの報道に「深刻な懸念」を表明した。米国に厳正な申し入れをし、説明を求めたと明らかにした。

 秦剛外相は7日の記者会見で、台湾問題は米中関係にとって「越えてはならないレッドライン」と強調しており、毛氏は米国と台湾の当局者の往来に「断固として反対する」と述べた。

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