
ウクライナへの侵攻を続けるロシアで8日、国際女性デーを迎えた。国内メディアはウクライナでの軍事作戦に参加する女性兵に脚光を当て「祖国を守る」姿勢を強調。侵攻が長期化する中、軍での女性の活躍を取り上げることで、閉塞感が漂う社会の中に侵攻支持に向けた一体感をつくり出す狙いがありそうだ。
ロシアで国際女性デーは重要な祝日で、女性に花などを贈る習慣がある。首都モスクワでは前日の7日も、花を手に行き交う人々の姿が見られ、欧米の経済制裁の影響は感じさせない。年金生活者のアレクサンドルさん(63)は「花の値段は上がったが、いつもと変わらない女性の日だ」と話した。(共同)