東京円急落、一時137円90銭

 8日の東京外国為替市場の円相場は、対ドルで急落し、一時1ドル=137円90銭を付けた。前日に米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が金融引き締め加速を示唆したことで、日米金利差の拡大を意識したドル買い円売りが進んだ。円相場は、昨年12月中旬に日銀が大規模な金融緩和策を修正する以前の水準まで円安が進んだ。

 午後5時現在は前日比1円73銭円安ドル高の1ドル=137円47~49銭。ユーロは11銭円高ユーロ安の1ユーロ=144円93~97銭。

 パウエル氏は7日、このところの経済指標がインフレ圧力の高まりを示しているとして、今後の大幅利上げの可能性を指摘した。

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