ドイツ製の空飛ぶクルマ初公開 日航、万博で使用モデル

グランフロント大阪で公開された「ボロシティ」=8日午後、大阪・梅田

 2025年大阪・関西万博で「空飛ぶクルマ」の運航事業者に選ばれた日本航空が使用する機体の実物大モデルが8日、大阪・梅田の大型複合施設、グランフロント大阪で公開された。ドイツの新興企業「ボロコプター」が開発した2人乗りの「ボロシティ」で、国内で初のお披露目となる。

 機体のサイズは高さ2.5メートル、全長11.3メートル。18個のプロペラが円形に配置されている。電動で、巡航速度は時速90キロ、航続距離は35キロ。都市内の航行向けとなる。海外で試験飛行を重ねており、24年にはフランスやシンガポールで商用運航が予定されている。グランフロントでの一般公開は10~12日。

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