大谷、二刀流で世界一へ 恩師の栗山監督と挑む

初戦前日、投球練習する大谷翔平=東京ドーム

 投打の「二刀流」で世界一に挑む。野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表の大谷翔平(28)=エンゼルス=が9日に1次リーグ初戦の中国戦に先発する。8日に日本ハム時代の恩師でもある栗山英樹監督(61)から大役を任され「緊張するとは思うけど、いつも通りの自分らしいプレーをしたい」と静かに意気込んだ。

 これまで世界の舞台を前に何度か岐路に立った。岩手・花巻東高時代は米大リーグに直接行くか日本ハムに入団するかで心が揺れた。「早く行った方が、米国で長くトップで活躍できる」とのかたくなな考えは、当時日本ハムの栗山監督から思いもよらない投打の「二刀流」プランを提示されて変わった。

 5年後、日本を代表する一流選手に成長し、メジャー挑戦を決めた。答えを出すまでの日々を「今までこんなに悩んだことはない」と振り返る。複数球団による争奪戦の末、自らの成長を思い描いて新天地にエンゼルスを選んだ。野球の本場で懐疑的な目にさらされながらも少しずつ「二刀流」を確立させた。

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