ビジェリ、世界の顧客のエネルギー削減量が1TWhを超える

知的エネルギー効率化プログラムにより70万トン以上の二酸化炭素排出を回避したことを示す節目

米カリフォルニア州ロスアルトス--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- ビジェリは本日、当社のエネルギー削減量が1テラワット時(TWh)を超え、約70万9000メートルトンの二酸化炭素排出を相殺したことを発表しました。この成果は、当社の顧客である世界各地の電力事業者やエネルギー小売企業によって達成されました。顧客企業は、ビジェリのAI搭載ソリューションを導入し、個別化された費用対効果の高いエネルギー効率化プログラムなど、脱炭素化や電化の目標を実現しています。

ビジェリのアバイ・グプタ最高経営責任者(CEO)は、次のように述べています。「ネットゼロの目標に取り組むために、より多くのクリーンエネルギーを電力網に追加するには、数十年かかります。公益事業者、そして社会は、電力網が受け入れる再生可能エネルギーを増やしながら、今すぐインパクトを与えることができる未来志向のソリューションを並行して必要としています。私たちは、電力網のスマートな利用と配備を可能にすることで現時点で排出削減を実現しました。そうしなければ、このような削減には、何千基ものソーラーパネルや何百基もの風力タービンが必要であり、何年もプロジェクト開発上の障害に取り組む必要があったでしょう。」

バークシャー・ハサウェイ・エナジー傘下のロッキー・マウンテン・パワーは、ビジェリとの提携により、従来のエネルギー効率化プログラムと比較して25%のコスト削減で228GWh以上のエネルギー削減を達成しました。

ロッキー・マウンテン・パワーの顧客体験・革新担当バイス・プレジデントのWilliam Comeau氏は、次のように語っています。「持続可能な未来への移行は、顧客との共同作業です。エネルギー効率の観点から顧客に特化した製品を提供するために役立つものは、データです。顧客とのパートナーシップは、ピーク時の負荷を減らし、顧客全体のコストを抑え、長期的に、より持続可能なソリューションの実現につながります。」

ビジェリのパートナーの1社でエネルギー効率化プログラムにおいて初年度に13GWh、最初の3年間で40GWhのエネルギー削減を達成したNVエナジーで電化・エネルギー・サービス・ディレクターを務めるアダム・グラント氏は、次のように振り返っています。「私たちは、顧客のパートナーとして、エネルギーの使い方や節約方法を伝授すべく、とても熱心に取り組んでいます。私たちが行っていることは、データとターゲットを絞ったものであるため、これは一律のマーケティングではありません。私たちは、顧客がどこでなぜ非効率的だったのかを正確に把握し、顧客の効率化を支援します。」

1TWhのエネルギー削減の影響

ビジェリは、公益事業者の顧客エンゲージメント、意識向上、市場変革の推進を大規模に支援しており、当社のプログラムは、きめ細かいユーザーデータによってもたらされる知見が、エネルギー効率と持続可能性の目標達成に向けた公益事業者の投資をいかに導くかを実証しています。1TWhのエネルギー削減を達成したことの影響は、次のような1年間の二酸化炭素排出を相殺することに相当します。

  • ほぼ2基の天然ガス発電所
  • 約14万世帯の電気使用
  • 7億8400万ポンド以上の石炭の燃焼
  • 164万バレル以上の石油の消費
  • 約8000万ガロンのガスの消費

ガイドハウスのリサーチ・ディレクターのクリスタル・マクスウェル氏は、次のように述べています。「機械学習、AI、スマート・メーター・データは、高度に的を絞った戦略的なエネルギー効率化プログラムの実施を可能にします。このアプローチでは、分散型エネルギー資源(DER)の統合、グリッドの最適化、エネルギー効率の向上により、公益事業者のエネルギー・グリッドの負担を軽くし、同時に公益事業者の顧客に料金の節約をもたらします。」

AEIC(エジソン照明会社協会)会長で20年近く業界のリーダーでコンサルタントであるエリザベス・クック氏は、次のように述べています。「電力グリッドの変化や電化に伴う成長に伴い、電力システムのリアルタイムな可視化と最適化が重要となってきます。エネルギーを分析して問題点を絞り込むことで、既存の電力グリッドのインフラストラクチャーを利用しながら、炭素排出を削減することができます。エネルギーの生産と分配を管理するプログラムは、排出削減に有益なだけでなく、地域のエネルギー負担を改善することができます。顧客の消費パターンに関するAIによる知見や、情報に基づいたインセンティブにより、公益事業者はより知的に顧客にサービスを提供し、グリッド運用をさらに最適化できます。」

SECC(スマート・エナジー・コンシューマー・コラボラティブ)のプレジデント兼最高経営責任者(CEO)のネイサン・シャノン氏は、次のように述べています。「今日の消費者は、環境に対する強い価値観を持っており、技術がより良い社会的成果をもたらす方法について学ぶことに前向きです。意欲的であるにもかかわらず、多くの人が、どのような行動が最大のインパクトをもたらすかについて、より多くの知見を必要としています。AIとエネルギー分析を通じて、消費者の協力を得てグリッド全体をスマート化することによって何が起こるかを、私たちは目の当たりにしています。」

AESP(エネルギーサービス専門家協会)のプレジデントで最高経営責任者(CEO)のジェン・ザロ氏は、次のように述べています。「私たちは長年、エネルギー転換は再生可能エネルギーの増産で行われるものと考えてきました。しかし現実には、私たちの最大の武器は、よりスマートなエネルギーにあるのです。ビジェリの成果は、リアルタイムの使用状況を詳細に分析することがよりスマートな消費と導入に直結し、すべての人にとってよりクリーンな環境を作り出すことを証明しています。」

ビジェリのソリューションはデータの力を解き放ち、エネルギー効率の向上とコスト削減を実現するための認識と意味のある簡単な行動をエンドユーザーに提供します。特許取得済みの技術を使用して家電製品の種類と非効率の原因を検出することにより、ビジェリの公益事業者のパートナーは、無駄なエネルギーを迅速かつスマートに狙う機会を得られます。

ビジェリの知的なエネルギー効率化ソリューションの詳細については、次世代行動エネルギー効率化ソリューション概要をこちらからダウンロードしてください:bidgely.com/resources/hers-next-generation-of-behavioral-energy-efficiency

ビジェリについて

AIの力を活用したSaaS企業のビジェリは、エネルギー企業と消費者がエネルギー関連の意思決定をデータを駆使して行えるようにすることで、クリーン・エネルギーの未来を加速しています。ビジェリ独自の特許技術を活用したUtilityAI™プラットフォームは、エネルギー消費量、人口情報、インタラクションなど、顧客データの多様な側面を、非常に正確かつ実用的な消費者電力使用量のインサイトに転換します。当社はこれらのインサイトを活用して、各顧客の個性やライフスタイル、使用量の属性、行動パターン、購入傾向などに合わせて個別化した推薦情報を提供し、顧客の力を高めます。分散型エネルギー源(DER)とグリッド・エッジの観点から、ビジェリは、ソーラー発電、EV検出、EV挙動負荷シフトと管理充電、エネルギー盗難、短期負荷予測、グリッド分析、時間帯別料金設計のためのデータ駆動型ソリューションによってスマートメーター革新を推進しています。ビジェリのUtilityAI™エネルギー分析は、発電と消費を詳細に把握できるようにすることで、ピーク負荷のシェーピングとグリッドのプランニングを改善し、新しい付加価値製品・サービスについてターゲットを絞った推奨を提供します。シリコンバレーに根ざしたビジェリは、エネルギー関連特許17件以上と7500万ドル超の資金を持ち、30人以上のデータ科学者を抱えています。当社は、世界中の世帯・商業顧客にサービスを提供している電力会社にAIをもたらすべく、熱意を持って取り組んでいます。詳細についてはwww.bidgely.comかビジェリのブログ(bidgely.com/blog)をご覧ください。

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