町民の声に耳を傾け、身近な問題を解決し、住みよい町に変えていく 中西ふみとし氏インタビュー(PR)

町民の声を取り入れて行った活動をきっかけに、政治の世界に興味を持ったという中西ふみとし(なかにし・ふみとし)氏。住民が増えてきた埼玉県滑川町が発展していくためには、地域と行政を結びつけて、町民が生き生きと生活できる生活基盤作りが必要だと中西氏は語ります。

滑川町をよりよい町にするために、中西氏の思いをお聞きしました。

いつまでも暮らし続けられる町を目指して滑川町を発展させていきたい

選挙ドットコム編集部(以下、編集部):

滑川町の町政に挑戦しようと考えたきっかけを教えてください。

中西ふみとし氏(以下、中西氏):

平成の大合併のときに、町民の声を届けるための活動を行ったのがきっかけです

編集部:

具体的にどのような活動を行ったのが教えていただけますか

中西氏:

東松山市を含めた大規模合併を望む町民側に対して、町は東松山市を除いた西側町村との合併を進めていました。民意とは異なる動きでしたので「住民主体の合併を求める会」を作り、住民投票を実現しました。

結果的には町民が望む大規模な合併には至りませんでしたが、町民の声を拾い、町政に働き掛けるという運動をきっかけに滑川町の政治に関わり、町をよくしていきたい思いにつながりました。

町民の中には、町政に対する前向きな意見をお持ちの方が多くいます。しかし、実際にその意見を行動へと移すことは簡単なことではありません。自分が町民の思いや希望をまとめる役割を果たしたいと思ったのも、町政に挑もうと思ったきっかけの1つですね。

滑川町の税収を上げるために誘致は欠かせない政策

編集部:

滑川町で進めたい政策について教えてください。

中西氏:

滑川町は、近くには関越自動車道のICがあり、2つの駅を有する交通の便に恵まれた町です。その利便性を生かして工場や商業施設の誘致をしたいと考えています。

編集部:

なぜ、工場や商業施設の誘致なのでしょうか。

中西氏:

工場や商業施設を誘致して税収を増やすねらいがあります。滑川町は、医療費や子育て支援の制度を率先して行ってきたこともあり、子育て世帯の流入が増加しています。合計特殊出生率は埼玉県内で2番目に高いのです。

だからこそ、社会インフラにより多くのお金を使えるように工場や、商業施設を誘致して、税収を上げていく必要があると考えています。

編集部:

他にどんな施設の誘致を考えていますか。

中西氏:

大学のサテライトキャンパスなどを誘致したいですね。

森林公園駅の隣接地には遊水地があるのですが、普段は水が溜まっていない乾いた状態です。普段使われていなくても、万が一に備えて遊水地を設けておくことは大切です。

しかし、空き地であることには変わりないので、遊水地の上に皆が使える施設を建てられないかと考えています。埼玉県や近隣都県にある大学のサテライト校舎を建てて、大学の長期休暇など空いている時にコンサートや演劇などさまざまなイベント開催もできるようにしたいと思っています。

教員へのサポート、高齢者が健康に暮らせるための環境を充実させたい

編集部:

身近な問題で解決すべきことがあれば教えてください。

中西氏:

教育に関しては、教員に対するサポートを充実させることを考えています。採用に関しては周囲の市町村との兼ね合いもあり、すぐに人数を増やせるわけではありませんが、教員の業務を減らすためにサポートを進めることはできると考えています。その結果、子どもたちへの教育の質の向上につながると思います。

編集部:

高齢者に関してはどのようにお考えですか。

中西氏:

子育て世帯が多く流入している滑川町ですが、高齢化も進んでいます。高齢の方からは、「高齢者への支援や対策」を望む声も届いているので、高齢者の交流の場を充実させたいとの思いがあります。

編集部:

具体的にどのようなことを考えているのでしょう。

中西氏:

高齢の方が運動をしようと思っても、体力に応じた健康器具が揃っている施設がありません。公園や町民体育館などを自由に使って運動ができるようにしたいと考えています。また、たくさんの方が参加できる健康教室も行いたいですね。

健康器具をそろえたり、教室を実施したりして健康な生活を後押しすれば健康寿命も伸び、医療費の削減にもつながると考えています。

編集部:

滑川町は高齢化が進んでいるんですね。町を離れてしまう方も多いんでしょうか。

中西氏:

そうですね。社会人になると都心に近い川越方面や都心に移ってしまう方が多くいます。とくに、20年くらい前に開発が進められた新興住宅地では、親だけが残されてしまう状態になり、高齢化が進んでいくだろうといわれています。

社会人になった子どもが流出するのではなく、社会人になっても住み続けられる町に変えていきたいですね。

滑川町の発展のためにできることを一歩一歩進めていく

編集部:

町の発展については、どのように考えていますか。

中西氏:

町の発展のためには、町の代表としてすぐにでもできること、将来を見据えて今からやって行くことの2つが必要だと考えています。

編集部:

地域の代表として何か変えていきたい思いはありますか。

中西氏:

滑川町にも農業に携わっている方は多いので、支援のためにも農作物の販路を拡大したいと考えています。販路が拡大されれば収入も増えますし、収入が増えれば農業を続けて行く方も増えると思います。

直売所を拡張して売る面積を増やす以外にも、森林公園で手売りするなど、さまざまな方法で、地元の農作物が浸透していってほしいと考えています。

保育・教育を充実させて若い世代が住みたくなる町を目指す

編集部:

さきほど、滑川町には子育て世帯の町民が増えてきたとお聞きしました。小学校の数はいくつあるのでしょう。

中西氏:

滑川町には、小学校が3つありますが、4km以上離れた場所から通学している児童もいます。スクールバスを導入する話もありますが、スクールバスは維持費が結構掛かるので、財政状況によっては中止となる危険性もあります。

近くに小学校、中学校がないと若い世代はそこに住みたいとは思わない方も多いでしょう。これからも若い世代に滑川町の住宅を購入してもらえるように、小中学校を充実させる必要があるかと思います。そのためにも、遠距離通学を強いられている地区に小学校を作る必要があります。小学生が増えれば当然中学校も必要になるので、小中一貫校にするという選択肢もあると思います。

編集部:

子育て世帯は、保育園に通わせる親御さんも多いと思います。保育園へはどのような対策を考えていますか。

中西氏:

保育士の数を増やしていかなくてはならないと考えています。保育士は、業務に対して対価が見合っていません。先ほど申し上げたように、工場や商業施設を誘致して税収が上がれば、保育園への支援もでき、今まで以上に保育士さんの待遇も上げられるでしょう。

滑川ブランドを作って、知名度を上げたい

編集部:

滑川町を今後どのように変えていきたいですか。

中西氏:

滑川ブランドを作るのが私の目標です。隣接する東松山市に比べると知名度が低く、滑川町を説明するのに、「東松山のICが近い」などと隣の市を引き合いに出す必要があります。滑川町はアクセスもよく自然も多いとても魅力的な町なのに、あまり知られていないことに寂しさを覚えています

さきほど、農作物の販路拡大の話をしましたが、農作物で滑川ブランドを作りたいですね。農業関係の学校や企業と連携するなどして滑川町の特産品として売り出したいですね。

滑川ブランドができれば、町の知名度が上がるだけでなく農作物の販路も拡大します。滑川ブランドの農作物を児童にも育ててもらえば食育だけでなく、農家さんと子どもたちがつながるきっかけにもなるでしょう。

スポーツを通して町民と交流 支えてくれる仲間に感謝

編集部:

お休みの日は何をして過ごしていますか。

中西氏:

滑川町に引っ越してきてから25年以上、ソフトボールを楽しんでいます。ソフトボール協会公認の審判員の資格も取得したので、町内のソフトボール大会などに生かしたいですね。また、ランニングも7〜8年前から始めています。5年前には、東京マラソンにも参加しました。

運動がきっかけで町民とつながりができたからこそ、政治の世界に行こうと考えるようになりました。一人ではできないことも仲間や町の人たちの支えがあって、やってこられました。皆で滑川町を住みよい町に変えていきたいと思っています。

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