ＮＨＫ党の立花孝志党首（５５）が８日、国会内で会見し、ガーシー参院議員（５１、本名・東谷義和）がこの日までに帰国せず、陳謝を受け入れるとしていた参院本会議を欠席した責任を取り、同日付で党首を辞任することを表明した。党名も「政治家女子４８党」に変更。新党首に立花氏プロデュースの政治団体・政治家女子４８党のメンバーで４月の目黒区議選（４月２３日投開票）に立候補予定の大津綾香氏（３０）が就任した。
大津氏は一級建築士事務所勤務の建築デザイナーで、元子役タレント。小学生時代、ＮＨＫ総合テレビで放送されていたニュース番組「週刊こどもニュース」に娘役として３年間出演し、お父さん役のジャーナリスト・池上彰氏（７２）と共演していた。
政界挑戦を決断した際、池上氏に相談し「世話のかかる娘、ろくでもない娘だと言われた」と明かしていた大津氏。国政政党の党首就任も、メールで報告し「ものすごく驚いていた。話題づくりに利用されるなよと言われました」と話した。
こどもニュース出演時から、政治に関心を持ち始めたといい「政治家女子は全国から５０人あまりの女性が、統一地方選挙に行くべく活動している。女性の政治参加のハードルを下げるっていうことを目的にやっていくとともに、ＮＨＫ党の意志を引き継いで頑張って参ります」と〝ＮＨＫをぶっ壊す〟活動にも力を入れるとした。
立花氏は「憲政史上、一番若い国政政党の女性党首ってことは間違いない。ファッション雑誌とかグルメとか、日頃政治ニュースがアルゴリズムに出てこない人たちに、こう見えて大津さんは国政政党の党首なんだよ、みたいな。むしろそういう形で訴えかけていって欲しい。若い女性が党首討論で、岸田総理にいろんな質問をしてもらった方がすごくいいなと考えていた」と、３０歳の女性新党首に期待を込めた。
（よろず～ニュース・杉田 康人）
