コロナ禍の中3生激励 農畜産物セット贈る 西都市

西都市農林課職員(右)から地元農畜産物セットを受け取る都於郡中生たち

 コロナ禍で制限された学校生活を余儀なくされてきた地元の子どもたちを応援しようと、西都市は市内の全中学3年生に地元農畜産物セットを贈った。保護者の子育て支援なども目的としており、同市は「西都のおいしい物を食べ、新生活に向けて活力をつけてほしい」としている。
 市内6校と市外校に通学している約280人が対象。中学校生活の大半がコロナ禍で制約を受けており、地元産品の消費拡大や認知度向上も兼ねた応援として米やキンカンのほかカラーピーマン、ユズ、ブランド牛の加工食品、飲料のセット(約3500円相当)を贈った。
 都於郡中3年の杉田楽緯(らい)さん(15)は「地元のありがたさを感じる。これからの高校生活への励みにもなった」と笑顔。保護者からも好評を得ており、同市農林課は「若い世代が地元産品の豊富さ、良質さを知る機会にもなってほしい」としている。

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