「ガチか…」 新型コロナ陽性で開幕戦欠場の川崎春花がシーズンイン

川崎春花は1週遅れでシーズン“開幕”へ(撮影/亀山泰宏)

◇国内女子◇明治安田生命レディス ヨコハマタイヤ 事前(8日)◇土佐CC(高知)◇6228yd(パー72)

2年目のさらなる飛躍へ、期待に胸を膨らませて乗り込んだ沖縄で川崎春花は目を疑った。「ガチか…」。新型コロナウイルス陽性が判明し、欠場を余儀なくされた。

無症状だったため、ホテルでの静養中も「3食ずっと、しっかり食べていました」。インターネット配信で試合もチェックした。帰宅した4日(土)は、その足で練習場に向かったという。

昨季「日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯」を含めて2勝を挙げ、新人賞に輝いた19歳。オフは、今年9月に「日本女子プロ」が行われる長崎県のパサージュ琴海アイランドGC で同い年の櫻井心那、佐藤心結と合宿を張った。弾道測定器「GC クアッド」を購入して、課題とする100yd以内の精度アップにも取り組んできた。

年間女王を目標に掲げた一年は、いきなり思わぬ形でスタートがずれ込んだ。「今週、久しぶりに芝から練習できたのは幸せでした。試合勘はあまりないので、どうなるかっていうワクワクと不安があります」。プレーできる喜びもかみ締めながら、新たなシーズンの一歩を踏み出す。(高知県香南市/亀山泰宏)

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