Osaka Metro、AIカメラによるバス乗降データ取得の実証開始へ

Osaka Metro Groupは、株式会社アプリズムと共同で、一部の路線バス車内にAIカメラを設置し、ユーザーが利用した「乗車区間データ(以下、乗降データ)」を取得する実証実験を3月下旬から実施する。3月6日付のプレスリリースで明かしている。

路線バスの利用状況を把握するために、従来は調査員がバスに乗り込み、調査票を配布し、乗降データを調査していた。しかし、特定の1日の乗降データしか取得できず、多額のコストと労力が必要だった。今回の取り組みでは、AIカメラにより、継続的かつ、効率的・効果的に乗降データを取得できることを実証し、今後の路線バスのサービス改善に活かしていくことを目指す。

また、同実証実験では、AIカメラで撮影した全身画像はAIカメラ内でユーザーの全身の特徴量データに変換した後にただちに削除する。同時に、ユーザーが乗車した停留所と降車した停留所でのユーザーの特徴量データが一致したデータを乗降データとして集計する。なお、同実証は、平野区内の路線バス6系統(2、9、14、16、33、61A・B号系統)を対象として、3月下旬~6月30日に実施する予定だ。

(出典:Osaka Metro Webサイトより)

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