江戸時代から続く、創業400年の老舗高級佃煮メーカー「総本家新之助貝新」。すべての工程を職人の手作業で行うという伝統の製法で商品づくりをする老舗が今、廃業の危機にさらされています。原因は、主要素材である「アサリ」の十数年にわたる国産漁獲量の減少と価格高騰。事業好転をめざし、ホームページやコーポレートアイデンティティ(CI)の大幅リニューアル、そして新商品を開発し、計7種類の新商品を発売しました。
渾身の新商品“酒トモ”全7商品
シェフや専門家の意見も取り入れつつ開発された商品は全7種。24年ぶりとなる新商品のテーマは、新しい「志ぐれ」の楽しみ方を提案するお酒に合う“酒トモ”。これまで同様、白いご飯やお茶漬け、トッピングにもぴったりの商品ですが、お酒のつまみとしても楽しめるように味わいにこだわった商品がそろいます。すべての原材料は変えず、また国内での製造は今までと変わりません。
「志ぐれ ゆずとあさり オリーブオイル漬け」(120g)
江戸時代から受け継がれるたまり醤油を使用し、伝統の製法「浮かし炊き」で煮込んだ「志ぐれあさり」をオリーブオイルで漬け込んだ商品。たまり醤油とあさりのコクと旨みに加え、ゆずの爽やかな香りがアクセントに。おつまみとしてはもちろん、サラダやお粥、冷奴などのトッピングにも。
「志ぐれ 辛味噌」(140g)
江戸時代から受け継がれるたまり醤油を使い、伝統の製法「浮かし炊き」で煮込んだ「志ぐれあさり」と味噌をあわせた商品。志ぐれのコクとあさりの旨みに、豆板醤や一味唐辛子の辛味もしっかりと味わえます。サラダやお粥、冷奴などのトッピングに、また炒め物、焼き物、鍋料理など、さまざまな料理で活躍する万能調味料です。もちろんお酒のお供にもぴったり。
「志ぐれ 手むきあさり」(75g)
新之助貝新で1番人気の「あさりの志ぐれ煮」。「手むきあさり」を使用した贅沢な逸品。
「志ぐれ くるみ しらす」(140g)
瀬戸内沿岸地域では古くから親しまれている、くるみとしらすの志ぐれ煮。
「志ぐれ ちりめん山椒」(75g)
ちりめんじゃこを丁寧に炊き上げた新之助貝新の定番。
「志ぐれ 刻みしょうが」(40g)
国産の刻み生姜を甘く炊き上げ、瓶詰めに。生姜焼き、鰹のたたき、冷奴、炒め物などにも使える万能調味料。
「志ぐれ 焼き海苔(50g)」
良質な国産海苔を使用し、炊き上げた焼き海苔の志ぐれ煮。
今までになかったアレンジレシピ
ご飯のお供として愉しむほか、“酒トモ”にも。クリームチーズと合わせればパンとも相性抜群です。そのほか、生野菜やサラダのドレッシングとしても。今までになかったアレンジで、さまざまな料理に活用できそうですね。
社長からのメッセージ
〜400年の歴史を守りつつ、社員全員で本気の佃煮を作りました〜
三重県桑名で400年以上続く時雨煮屋の看板を受け継ぎ、私で12代目になりました。
新商品はこれまでの伝統を受け継ぎ、志ぐれ煮の美味しさはそのままに、これまでに無い志ぐれ煮の楽しみ方を社内で一年以上に渡り議論し、開発しました。このあさりを使った新商品は、24年ぶりです。社長である私はもちろんのこと、社員全員で議論や試食を重ね仕上げました。自信を持ってお届けできる商品ですので、ぜひ一度ご試食いただけましたら幸甚です。
総本家新之助貝新の会社概要はこちら
総本家新之助貝新については下記をチェック!
江戸時代、余った食材を保存して美味しく食べられるよう考案された志ぐれ煮。新之助貝新では全ての工程を職人の手作業で行っており、創業当初から400年変わらない伝統の製法で商品づくりをしています。この志ぐれ煮には、400年以上昔から無駄をなくし、環境にやさしい社会を作るという志がありました。この志を受け継ぎ、持続可能な社会への責任を果たしたいと考え、商品の包装に使うプラスチックの利用を減らし、フードロスの削減にもつながるよう、すべての店舗において量り売りで提供しています。
■会社概要
会社名:株式会社総本家新之助貝新
代表者:水谷 新平
所在地:三重県桑名市東方320-7
会社設立:1952年2月(創業:旧幕時代)
事業内容:しぐれ蛤及び高級佃煮、その他の食品製造販売
公式サイト: https://www.kaishin-global.com/
※掲載情報は公開日時点のものとなります