新津山警察署長「入江一男氏」プロフィル紹介 ”住民の安心、安全の実現のために努めていく” / 岡山県津山市

プロフィル
入江一男津山署長

津山署勤務は6年ぶり、3回目。「思い入れも強いこの地域で、行政機関としての本質である犯罪の予防と検挙に力を入れ、住民の安心、安全の実現のために努めていきたい」。
1982年県警入り。岡山西署に配属後、主に交通畑を歩み、交通機動隊長、交通指導課長などを歴任。21年から井原署長を務め、2度目の署長職となる。
本部の交通指導課長時代だった20年5月に、津山市内で自転車の男性をひき逃げする事件が発生。犯行車両が発見されず、容疑者が犯行を否認する中、津山署と連携して逮捕に踏み切った。その後、犯人は容疑を認め、車両の場所を自供。地中3㍍から発見された。「特に印象に残っている。あらゆる事件の背後にある要因の解消にも力を入れたい」。
「まちの状況も変わっているが、顔見知りの人や親しみの深い人も多い。地元のボランティア団体や関係機関と協力し、管内で増え続けている特殊詐欺や交通事故防止を効果的に進めていきたい」と話す。
座右の銘は、「治に居て乱を忘れず」。「平穏な時であっても、争いがあった時のことを忘れず、常に体力と精神力を鍛えて準備をしていることが大切」。日々のトレーニングや情報収集も欠かさない。
倉敷市出身。趣味は名所・旧跡巡り。岡山市の自宅に妻を残して単身赴任。58歳。

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