富永啓生、両チーム最多23得点と活躍もチームはトーナメント1回戦で惜敗

残り20秒、富永のシュートで1点差と迫ったが追いつけず

現地3月8日(日本時間9日)、富永啓生のネブラスカ大は、シカゴ・ユナイテッドセンターで行われたビッグテン・カンファレンス・トーナメント1回戦でミネソタ大と対戦。残り20秒、富永が1点差に迫るレイアップを決めたものの75-78で敗れた。富永は両チーム最多となる23得点をマークしている。

カンファレンス内で9勝11敗という結果を残したネブラスカ大は第11シードとしてビッグ10カンファレンス・トーナメントへ。1回戦で今季2勝0敗と相性が良いミネソタ大と対戦した。

この試合もスターターとして出場した富永は、最初2本の3Pシュートを外したものの、残り11分45秒、トップでパスを受けると激しいディフェンスの中、ドライブを仕掛けて左ハッシュマーク付近からシュートを放つ。距離のあるレイアップだったが、ボールは見事吸い込まれ、フリースローも決めて3ポイントプレイで初得点を奪った。そして残り7分10秒、スクリーンを使ってトップでオープンとなったところでパスを受けて3Pシュートをスウィッシュ。その後、フリースローも決めて前半は8得点をマークした。チームは試合開始直後8-0と好スタートを切ったものの、残り8分半あたりからミネソタ大にリードを奪われて33-37として前半を終えた。

後半、富永はスピードを生かしたレイアップで得点を重ねていくと、残り6分51秒にはトップからこの試合2本目の3Pシュートを決める。ロースコアのゲームの中、残り1分の時点で後半13得点(合計21得点)と富永がネブラスカ大の得点源となるが、ミネソタ大がわずかにリードを保って試合終盤へ。残り20秒、富永はペイントエリアに走り込むとサム・グリーセルのパスを受けてレイアップを成功。73-74と1点差に迫ったが、その後もミネソタ大がリードをキープ。ネブラスカ大は75-78で惜敗となった。富永は3Pシュート2本を決めて両チーム最多となる23得点をマークしている。


※MIN:出場時間、FG:フィールドゴール成功数-試投数、3P:3Pシュート成功数-試投数、FT:フリースロー成功数-試投数、OR-DR:オフェンス・リバウンド-ディフェンス・リバウンド、REB:合計リバウンド、PF:ファウル、AST:アシスト、TO:ターンオーバー、BLK:ブロック、STL:スティール、PTS:得点

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