国産初の手術支援ロボットで前立腺がん患者を手術/岡山市の岡山中央病院【岡山市】

国産初の手術支援ロボット「hinotori」を使い、前立腺がん患者の前立腺を全摘する手術が3月9日、岡山市北区の岡山中央病院で行われました。
手術に使われたのは、神戸市のメーカー「メディカロイド」が開発した手術支援ロボット「ヒノトリ」です。人の手による手術に比べて細かな動きが可能で、長時間に及ぶ手術では執刀医の疲労軽減に役立ちます。
この日は午前10時前から、70代男性の前立腺を全て摘出する手術が行われました。
執刀医は手術台近くにある操縦席でロボットアームを動かしながら前立腺を摘出。およそ4時間かけて行われた手術は無事終了しました。
メーカーによると「ヒノトリ」は全国の30施設以上で使用されていて、1月末までに実施された1000件以上の手術全てを成功させているということです。
岡山中央病院は、今後予定しているおよそ20件の前立腺がん全摘手術全てをヒノトリで行うことにしています。

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