6月末までに再発防止策を 運営法人が報告書を静岡県などに提出 裾野・保育士園児虐待事件

静岡県裾野市の保育園で、元保育士3人が逮捕された虐待問題です。園を運営する法人は6月末までに再発防止策をまとめたいとする報告書を静岡県と裾野市に提出しました。

裾野市の認可保育園「さくら保育園」をめぐっては、元保育士3人が園児に虐待行為をしていたとして、静岡県と裾野市が2022年12月から特別監査を実施し、園を運営する社会福祉法人「桜愛会」は2023年2月9日、改善勧告を受けていました。

改善勧告に対する回答期限の3月9日、「桜愛会」の酒井和夫理事長ら2人が裾野市役所を訪れ、市に報告書を提出しました。桜愛会によりますと、報告書では、虐待の原因を究明するため、第三者調査委員会や改革委員会を設置したことを説明しました。

<さくら保育園の改革委員会 湯山英毅会長>

「今回求められているのは、園としての事実関係の再確認と責任の所在。簡単に我々だけでできるものではないということで、外部の第三者委員会に委託する形をとった」

桜愛会は、具体的な原因の究明や責任の所在、再発防止策については6月末をめどにまとめたいとしています。

© 静岡放送株式会社