海老名さん、平和への思いを歌に 空襲で家族失う、子どもたち合唱

子どもたちと記念写真に納まるエッセイストの海老名香葉子さん(後列左)=9日午後、東京・上野公園

 心と心をつなぎましょう―。1945年3月10日の東京大空襲で家族を失ったエッセイスト海老名香葉子さん(89)がこのほど、戦争なき世を願い「ババちゃまたちは伝えます」を作詞した。一帯が被災した東京・上野公園で9日、子どもたちが合唱し、平和への思いを共有した。

 当時11歳だった海老名さんは、暮らしていた本所区(現墨田区)から疎開していて無事だった。しかし、両親やきょうだいら計6人が犠牲に。空腹で雑草さえ口にした経験から「戦争ほど悲しいものはない」と語る。

 連日のウクライナ侵攻のニュースに胸を痛め、ある夜、思い立って筆を執り作詞した。

© 一般社団法人共同通信社