アヘンなど密輸摘発2480万ドル

香港税関は3月3日、航空便を使ったドラッグ密輸を2件摘発したと発表した。今回の押収ドラッグは合わせて末端価格約2480万ドルに相当するという。同日付政府公報によると、税関は昨年11月9日に香港国際空港でベルギーから到着した航空貨物を検査したところ、大量のケタミンを発見。中身はワイヤーと申告されていたが、ワイヤーとリールの間にビニール袋に入ったケタミンが隠されていた。約16キログラムで、末端価格980万ドルに相当するという。一方、1月3日にはパキスタンから到着した航空貨物の中からアヘン約130キログラムが見つかった。中身はハーブ製品と申告されていたものの、5600個のプラスチックボトルにびっしりとアヘンが詰められていたという。末端価格は約1500万ドルに上るとみられている。香港では「危険薬物条例」によって危険薬物の販売、輸送は重罪となる。この条例に違反した場合、500万ドル以下の罰金または終身刑となる。当局ではドラッグに関する24時間ホットライン(2545ー6182)を設置、市民からの情報を求めている。

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