アニメーターの木村貴宏さんが難病・アミロイドーシス闘病の末に逝去。遺族の意向で病名を公表

『コードギアス』シリーズでキャラクターデザインを務めたことなどで知られるアニメーターの木村貴宏さんが難病・アミロイドーシス闘病の末に2023年3月5日にご逝去されたことが「コードギアスプロジェクト」のTwitterにて公表されました。享年58歳でした。

アニメーターの木村貴宏さんが、難病であるアミロイドーシス闘病の末、2023年3月5日にご逝去されたことが「コードギアスプロジェクト」のTwitterにて公表されました。享年58歳でした。

『コードギアス』シリーズでキャラクターデザインを務められて以降は、女性ファンが多いアニメの作画も多く務められた木村さん。1990年代前半には、『勇者王ガオガイガー』(1997~1998年)のキャラクターデザインや、現在はNetflixでWEBアニメが公開されている『BASTARD!! -暗黒の破壊神-』のOVA(1992年~1993年)の作画監督も務めていました。

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アニメーター界で長く活躍されていた木村さんの訃報に多くの業界関係者から悲しみの声が寄せられています。

また「コードギアス」シリーズでルルーシュ・ランべルージ役を演じる声優・福山潤さんもハッキリと木村さんの事とは名言していないものの「ショックとかそいうレベルではないよ 表現のしようがない」とTwitterを更新しています。

木村さんが闘った原発性全身性アミロイドーシスについては、国の難病に指定されており、今回ご遺族の意志で病名を公表するに至りました。

木村さんの妻で自身も児童向けの歴史キャラクターをメインにしたイラスト・マンガを手掛けるRICCAさんは、Twitterにて病名を公表した理由について「この病気が大変希少な難病であり、病名と治療に繋がるまでに時間がかかってしまったことと、治療法も常に模索され続けていて、主人が受けた治療の際にも確かな効果があったこと、それゆえに早期発見ができなかったことの悔しさから、まずは病気の周知との考えからです」と綴りました。

心よりご冥福をお祈りいたします。

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