加藤浩次、「僕いいと思う」「ジェンダーの問題と一緒にしないで」渋谷区公衆トイレ問題への発言で大炎上「女性の不安を全く理解していない」

汐留ジオサイトの日本テレビタワー

3月9日放送の『スッキリ』(日本テレビ系)で、渋谷区に新しく設置された公共トイレに女性用トイレがない問題について特集。MCの加藤浩次(53)の発言がネット上で炎上している。

発端となったのは、渋谷区議会議員の須田賢氏(47)が6日に投稿したツイート。須田氏は渋谷区幡ヶ谷に新しくできたというトイレの写真を投稿し、「誰でもトイレが2つ、と男性用トイレ」と、女性用トイレがないことを紹介。「渋谷区としては女性トイレを無くす方向性なのですが私はやはり女性用トイレは残すべきだと思います」と問題提起していた。

番組ではこのトイレについて、3つのスペースがあることを紹介。ひとつのスペースに男性用小便器がふたつあり、それ以外のふたつのスペースに共用トイレがひとつずつあると紹介した。

この問題について加藤は「僕いいと思うんだけどね、共用ふたつあって」と指摘。「『女性用なくすんですね』ってツイッターで都議の人が言ったんだけど、ちょっとあんまり理解してないのかなって思っちゃうんだけど」と須田氏のツイートに疑問を呈した。

この意見に対し、コメンテーターとして出演していた経営評論家の坂口孝則氏(45)が、「女性の人が(このトイレに)入った瞬間に犯罪に使うんじゃないかって懸念している人がいる」と指摘すると、加藤は一瞬ポカンとしたあと、「ああ、ジェンダーの問題と一緒になっちゃってるわけね。そこは一緒にしないで……」とコメント。

さらに「分かれてるから犯罪抑止になるわけじゃない。日本はそこで犯罪率が高かったりしますからね、現状」と指摘。また、「小さな居酒屋とかバーとかはトイレ1個しかなくて、みんな共用で使っている現状はある」とし、このスタイルは回転率がいいといった持論も展開していた。

しかし、この加藤の一連の発言にネット上からは「女性用がないと女性にとって危険性があるってのを加藤は分からないんだね」「盗撮の懸念がある」「共用でもいいのよいざとなったら助け求められるし、外にあるような公衆トイレは男女別じゃないと怖いんだよ」といった反論が多く集まっていた。

「このトイレの問題点は、男性が盗撮のためのカメラを設置しやすくなることや、待ち伏せして女性を個室に連れ込みやすくなること、さらに汚物を漁られることなどが挙げられます。しかし、加藤はそういった問題点や女性の不安を全く理解しておらず、店のトイレも共用であるといった的外れなコメントに終始していた。公共の電波を使って流す発言としては恐ろしく低レベルのものでした」(週刊誌記者)

性犯罪の可能性にまったく言及しなかった加藤に、多くの視聴者が疑問を抱いたようだった。

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