元リーガ選手、6年前の八百長オファーを告白「700万円で負けてくれと…」

かつてテネリフェやジローナでプレーしていたスペイン人FWアダイ・ベニテスが、リーガで八百長を求められたことを告白した。

アダイ・ベニテスは現在35歳の選手で、サイドバックからウインガーまでをこなすユーティリティープレーヤーであった。

サント・アンドレウやテネリフェなどでプレーしたあとにジローナで長くレギュラーを務め、2017年には30歳にして1部リーグでのデビューを飾ったという遅咲きだった。

『AP』などの報道によれば、アダイ・ベニテスはYoutubeの『El Bar』で自身の経験を話し、2016-17シーズンの2部最終節コルドバ対ジローナで八百長の申し出を受けていたことを明らかにした。

アダイ・ベニテス

「サッカーには『闇の支払い』が存在し、そのような隠されたボーナスがあったことをよく知っている。

『彼ら』は私に個人的な申し出を行ってきたが、決してそれを受け入れることはなかった。負けてくれとね。

金額はおよそ5万ユーロ(およそ700万円)だった。その時、我々ジローナはラ・リーガに上がることが決まったばかりで、それが最終節だった。受け入れるのは馬鹿げていた。1つの試合のためにシーズンを汚すつもりはなかった。

『彼ら』は選手に接触し、ロッカールームで信頼できる人々との連絡役を作る。そしてゴールキーパー、センターバック、センターフォワード、3人を買収すれば半分の仕事は終わる」

またアダイ・ベニテスは2013-14シーズンに所属していたテネリフェでも八百長が行われていた可能性があると指摘していた。

これを受けてリーガはこれらの疑惑を警察に申し立てたことを報告している。今後これらの事件に関する捜査が行われるという。

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