
国内外の防災の専門家や企業、市民が集まり、東日本大震災の経験や最新の知見を共有する「世界防災フォーラム」が10日、仙台市で開かれた。2019年に続き3回目。12日までの3日間で、30のセッションや59のポスター展示を行い、延べ約4500人が参加する予定だ。
震災当時、岩手県釜石市立釜石東中の2年生で、語り部を務める川崎杏樹さん(26)が冒頭でスピーチ。多くの生徒が小学生の手を引いて高台に避難し助かった体験を振り返り「防災教育が大きな役割を果たした。防災や伝承という種まき作業に、私たち若者が率先して取り組んでいきたい」と話した。