映画『TAR/ター』サントラ発売、主演ケイト・ブランシェットが指揮した「マーラー:交響曲第 5 番」含む作品収録

5月12日より全国公開される映画『TAR/ター』サウンドトラックの国内盤CDが、5月10日にドイツ・グラモフォンより発売されることが決定した。

映画『TAR/ター』は、映画監督トッド・フィールドが脚本・監督を務め、女優ケイト・ブランシェットが主演する、世界最高峰のオーケストラで女性初の首席指揮者に任命されたリディア・ターの物語。本年度アカデミー賞にて作品賞・監督賞・主演女優賞など6部門にノミネートされており、ケイト・ブランシェットが第80回ゴールデングローブ賞主演女優賞(ドラマ部門)や第79回ヴェネチア国際映画祭女優賞に輝くなど、全世界で話題となっている。

ヒドゥル・グドナドッティル© Camille Blake

サウンドトラックは、映画『ジョーカー』でアカデミー賞作曲賞を受賞した、アイスランドの作曲家、ヒドゥル・グドナドッティルのオリジナル・スコアを中心に、主人公が取り組んでいる音楽の完成版や、映画からインスピレーションを受けた音楽で構成。監督フィールドが言う「クラシック音楽制作に関わる仕事の複雑さ」をリスナーに体験していただくことによって、映画を補完する“コンセプト・アルバム”に仕上がっている。

また、映画内では今年創立125周年を迎える世界最古のクラシック・レーベル、ドイツ・グラモフォンが文脈的に取り上げられており、今作のジャケット写真は、指揮者クラウディオ・アバドの『マーラー:交響曲第5番』のジャケット写真を想起させるものになっている。

さらに、今作にはケイト・ブランシェットがリディア・ターとしてタクトを振ったドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団との「マーラー:交響曲第5番」のリハーサル音源や、音楽院の授業場面で演奏する「J.S.バッハ:プレリュード 第1番」も収録。

ブランシェットは、ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団とのコラボレーションについて「人生を変えるほどの大きな名誉です。この素晴らしく、偉大な音楽家の方々とご一緒できて、私は本当に恵まれています」とコメントしている。

■商品情報

ヒドゥル・グドナドッティル『TAR/ター』 
2023年5月10日 (水)発売
UCCH-1063
定価¥2,750
視聴・ご予約はこちら→https://lnk.to/TAR_OSTPR

© ユニバーサル ミュージック合同会社