【WBC】きょう日韓戦…で、相手の韓国選手って「いくらくらいもらってるの?」 KBO平均は”約1514万円"

9日のオーストラリア戦での韓国代表@Getty Images

ワールド・ベースボール・クラシック2023(WBC)で10日に行われる日韓戦。

試合が近づき、相手国についてもさんざんテレビ等で報じられる中、ここでしか読めないニュースを。

「韓国のプロ野球選手っていくらくらいもらってるの?」

今大会の韓国代表エントリーメンバー30人のうち、28人が国内球団所属という中で…KBO公式の平均年俸データは「約1514万円」だ。

全選手のうち年俸トップはWBC代表ではない。サムスン・ライオンズ所属の外野手ク・ジャウクの20億ウォン(約2060万円=3月10日時点の為替レート)。右投げ左打ちの30歳はプロ8シーズン通算打率3割1分3厘の巧打者だ。最高年俸ながら昨季は不調に終わったために今回はメンバー選考外となった。

投手部門の1位はWBC代表のパク・セウン(韓国ロッテ)の15億ウォン(約1540万円)。「人気はあるけどなかなか勝てない」というロッテ・ジャイアンツにあって2010年代以降、看板スターとなっている右腕だ。

WBCのスター選手として目立つのが、イ・ジョンフ(キウム)の数値。来季からのメジャー挑戦を宣言しており、そして元中日の李鍾範(イ・ジョンボム)の息子としても知られる外野手は「年齢の割にはもらっている選手」だ。7年目にして11億ウォン(約1130万円)。これはそれまでの記録だった5億5千万ウォン(約5670万円)の2倍近く。ちなみにイ・ジョンフは入団3年目の2019年から5年連続で「年齢の割にはもらっている選手」の記録を更新し続けている。

チーム平均(10球団)で最も高額なのは昨季のリーグチャンピオンSSGランダース。大手百貨店・新世界などを有する財閥グループのチームは平均1億7559万ウォン(約1810万円)を支払っている。今回の代表選手でいうと投手のキム・グァンヒョン、野手のチェ・ジョン、チェ・ジフンが同球団所属だ。また、韓国各メディアの報道によるとKBO側は選手間格差、球団間格差をなくしてほしいと考えているという。

ちなみに2022年5月に日本プロ野球選手会が発表した平均年俸は4312万円、球団平均で最も高いのがソフトバンクの7002万円だった。各メディアによる推定によれば選手最高額は山本由伸の6億5千万円となっている。

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