栃木県内一のスプレーマム(スプレー菊)の生産量を誇る塩谷町で、春の彼岸に向けた出荷が最盛期を迎えている。
同町大宮、農業吉成信哉(よしなりしんや)さん(48)方は4棟のハウスで、鮮やかな黄色の「レミダス」や白い花びらに緑の花芯が特徴の「セイメリタ」など7品種を栽培。春の彼岸シーズンは、約4万本を宇都宮市や都内の市場などに出荷する。
10日は家族4人で、茎の長さを切りそろえたり、大きさや品種ごとに包装したり、出荷前の準備を行った。
吉成さんは「今季もきれいな花を付けた。仏壇に供えるなどしてお彼岸を迎えてほしい」と話した。出荷作業は来週いっぱい続くという。