春の彼岸に添える彩り 塩谷でスプレー菊の出荷進む【動画】

出荷最盛期を迎えたスプレーマム=10日午前10時45分、塩谷町大宮

 栃木県内一のスプレーマム(スプレー菊)の生産量を誇る塩谷町で、春の彼岸に向けた出荷が最盛期を迎えている。

 同町大宮、農業吉成信哉(よしなりしんや)さん(48)方は4棟のハウスで、鮮やかな黄色の「レミダス」や白い花びらに緑の花芯が特徴の「セイメリタ」など7品種を栽培。春の彼岸シーズンは、約4万本を宇都宮市や都内の市場などに出荷する。

 10日は家族4人で、茎の長さを切りそろえたり、大きさや品種ごとに包装したり、出荷前の準備を行った。

 吉成さんは「今季もきれいな花を付けた。仏壇に供えるなどしてお彼岸を迎えてほしい」と話した。出荷作業は来週いっぱい続くという。

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