被爆資料や俳画まで 被爆者 兒玉光雄さんの資料展 広島市

証言活動や原爆による健康被害の記録などに力を注いだ被爆者、兒玉光雄さんの貴重な資料展がはじまりました。

兒玉光雄さんは爆心地から約880mの広島第一中学校で被爆し、2年半前に88歳で亡くなりました。

展示されているのは兒玉さんの書斎に保管されていた約100件の資料で、ほとんどが初公開だということです。第一中学校の生存者名簿や多重がんを患った自身の医療記録などのほか、兒玉さんの趣味の俳句や3点しか見つかっていない俳画も展示されています。

広島大学原医研 久保田明子助教「兒玉さんの被爆者としての活動の部分といろんな面があることを知ってもらい(兒玉さんの)原爆被爆に対する思いを感じ取ってもらえたら」

この資料展は南区の広島大学医学部医学資料館で5月26日まで開かれています。

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