不登校児の支援に特化した条例が可決 都道府県レベルでは初 千葉県議会

不登校児の支援に特化した条例が可決 都道府県レベルでは初 千葉県議会

 2月定例千葉県議会は3月10日最終日を迎え、2兆1971億円余りの2023年度予算案が可決・成立しました。

 10日の本会議は、2月末に議場の天井の一部が剥がれ落ちたことを受け、落下防止ネットを張って行われました。

 本会議では、2兆1971億円余りの2023年度予算案など、県が提出した86議案すべてが可決されました。

 2023年度予算は当初予算としては過去2番目の規模で、「県内経済の活性化」や「子育て・教育施策の推進」に手厚く配分しています。

 本会議ではさらに、議員発議で提出された、不登校の児童生徒の教育機会の確保を支援する条例案も可決・成立しました。

 不登校児の支援に特化した条例は都道府県レベルでは初めてとみられ、4月1日に施行されます。

 ところで、10日は、4月9日に行われる県議選前の最後の議会となり、閉会後には、議員らがそろって記念撮影を行いました。

 一方、熊谷知事は閉会後、新年度予算が成立したことについて次のように述べました。

熊谷俊人 知事
「職員と一生懸命議論し、方向性を見定めてきた新規拡充施策も多数、盛り込まれている思いのこもった予算案。承認され、新たに千葉県の発展・課題解決のために取り組むことができると感謝している」

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