熊本県内の市町村別人口ランキングTOP20

熊本県の市町村にはそれぞれ特色があり、どの地域もたくさんの魅力があります。今回はその魅力を、市町村別の人口ランキングとともにご紹介します。

なお、2022年12月1日時点のデータを基に作成しております。

それではさっそく行ってみましょう!

参考資料:熊本県の人口と世帯数(2022年12月1日時点)

熊本県内の市町村別人口ランキングTOP20

1位:熊本市 737,889人

熊本県の県庁所在地の熊本市は、737,889人(男性348,747人・女性389,142人)で堂々の1位です。「日本三名城」の1つ熊本城がそびえ立つ熊本市。熊本地震では多くの被害を受けましたが、約20年の期間をかけて復旧を目指しています。

さらに、人口50万人以上の都市ではめずらしく、すべての上下水道を天然地下水でまかなっている地下水都市です。「蛇口をひねれば、ミネラルウォーター」という素晴らしい環境にあります。また、街中には「江津湖」や「水前寺成趣園」など緑が多く癒されるスポットがいくつもあります。

九州のほぼ真ん中に位置する熊本市は「九州の拠点都市」として、2011年には九州新幹線が全線開業し、九州内の移動時間が短縮されました。また、県内各地へも移動しやすく西には天草・東に阿蘇と観光地へのアクセスも良いのも魅力的です。

<熊本市の区別人口 >

男性女性中央区 186,818人88,235人98,583人東区 190,228人90,175人100,053人西区 90,405人42,424人47,981人南区 131,910人62,194人69,716人北区 138,528人65,719人72,809人### 2位:八代市 120,337人

2位は、120,337人(男性56,065人・女性64,272人)で八代市です。海・山・平野などに恵まれている熊本県第2の都市。九州新幹線や肥薩おれんじ鉄道、九州自動車道とアクセスの良さも魅力の1つです。

特産品には、生産量日本一の「いぐさ」や「はちべえトマト」、「生姜」「晩白柚」などがあります。

3位:天草市 72,480人

3位は72,480人(男性34,065人・女性38,415人)で天草市です。熊本県の南西部にあり、2006年に本渡市・牛深市・有明町・御所浦町・倉岳町・栖本町・新和町・五和町・天草町・河浦町が合併して誕生した天草市。

美しい海に囲まれた天草上島と天草下島、御所浦島などで構成された天草諸島の中心で、熊本県内最大の面積を誇っています。

4位:合志市 63,238人

4位は63,238人(男性30,478人・女性32,760人)で合志市です。熊本市北東部にある合志市は、工業と農業のバランスのとれた土地で、国や県の先進的な研究機関が集まっていたり、上下水道などが整備されていたりと、県内トップクラスの職住環境です。

人口も増えてきており、対前年同月の人口増加率は熊本県で3位。

5位:玉名市 62,885人

5位は、 62,885人(男性29,895人・女性32,990人)の玉名市です。玉名市は、有明海・菊池川・小岱山、金峰山などの自然が多く、古墳などの歴史的資源に恵まれた土地です。

気候は温暖で、菊池川河口の広い玉名平野では、米・いちご・トマト・みかんなどの栽培が盛んに行われています。都市部にも近く、交通基盤も整っており、行政・教育機関があつまっています。

6位:宇城市 56,196人

6位は、56,196人(男性26,686人・女性29,510人)で宇城市です。宇城市は、熊本県の中央付近にあり都市的機能と、美しい田園風景と不知火海の自然景観などバランスのとれた地域です。

7位:荒尾市 49,491人

7位は、49,491人(男性23,280人・女性26,211人)で荒尾市です。荒尾市は、福岡と熊本両都市の中間にあり、都市部への利便性がよく、医療・福祉・自然環境も揃っておりバランスのとれた地域です。

コンパクトな市域に、都市・海・山などがあり、さまざまなライフスタイルに対応し、誰でも住みやすいという魅力があります。また、九州最大の遊園地グリーンランド(旧:三井グリーンランド)や、世界文化遺産の万田坑があります。

8位:山鹿市 47,555人

8位は、 47,555人(男性22,341人・女性25,214人)で山鹿市です。山鹿市は、2005年に山鹿市・鹿北町・菊鹿町・鹿本町・鹿央町が合併して生まれました。九州自動車道菊水IC、植木ICからも近く、九州新幹線新玉名駅の開業し都市部への利便性も高まりました。

豊かな自然、良質な温泉、文化遺産、伝統工芸、伝統芸能、農林産物など山鹿市にはたくさんの魅力があります。中でも山鹿灯篭祭りや菊花ワインはとくに有名ではないでしょうか。

また、八千代座は映画「るろうに剣心 京都大火編/伝説の最後編」、矢谷渓谷・鞠智城などはNHK大河ドラマ「いだてん」のロケ地として話題になりました。

9位:菊池市 45,520人

9位は、45,520人(男性21,721人・女性23,799人)で菊池市です。

菊池市は、2005年に旧菊池市・菊池郡七城町・旭志村・泗水町が合併して生まれました。熊本県の北東部にあり、菊池川や合志川などの自然とともに、豊かな水と緑、光あふれる田園文化の都市です。

食味ランキング11年連続特Aを獲得している「菊池米」をはじめ、「七城メロン」「旭志牛」「シイタケ」などはブランド化されています。菊池渓谷や七城温泉や、七城メロンドームなどのランドマークなども有名です。

10位:菊陽町 44,320人

10位は、44,320人(男性21,728人・女性22,592人)で菊陽町です。菊陽町は、熊本県の北東部に位置しており東をみれば阿蘇の山々を眺望できます。国道57号(菊陽バイパス)では土地区画整理事業が進み、「光の森」には大型ショッピングセンターなどもでき、県内外からの移り住みも多い地域です。対前年同月の人口増加率は4位で人口も年々増えてきています。

また、農業では豊かな水と土壌に恵まれており、特に「菊陽にんじん」はその品質を認められ、国の産地指定を受け全国に出荷されています。工業では、交通アクセスの良さや豊富な地下水が認められ、世界有数の最先端企業の立地が進んでいます。

11位:大津町 35,800人

11位は、35,800人(男性17,881人・女性17,919人)で大津町です。大津町は菊池郡に属しており、北に菊池市・南に熊本空港・東に阿蘇・西に熊本市と、熊本県の中北部に位置しています。

工業が盛んで、本田技研工業熊本製作所をはじめとしたさまざまな企業が立地しています。
特産品の「からいも」は県内一の生産量を誇り、秋から春にかけて道の駅や市場など町内各地で販売されています。

12位:宇土市 35,734人

12位は、35,734人(男性17,138人・女性18,596人)で宇土市です。宇土市は、熊本県のほぼ中央部に位置し、宇土半島・有明海・緑川河口が望める自然豊かな地域です。また、御興式海岸や宇土城跡などの歴史的な文化遺産が点在しています。

また、肥後三大祭りである「うと地蔵祭り」では、宇土市街地一体で2日間に渡り多くのイベントが開催され、たくさんの人が訪れます。

13位:益城町 32,845人

13位は、32,845人(男性15,765人・女性17,080人)で益城町です。益城町は熊本県の中北寄り、熊本市の東隣の町です。空の玄関口「阿蘇くまもと空港」や陸の玄関口「益城熊本空港IC」や「小池高IC」などの交通機関などがあり、アクセスの拠点となっています。

熊本地震で甚大な被害を受けた、農地やインフラなどの復旧工事はほぼ完了しており、まちのにぎわいづくりに着手している益城町。移住や起業、子育てに対する助成金や補助金などの支援も行っているそうです。

14位:人吉市 30,181人

14位は、 30,181人(男性14,040人・女性16,141人)で人吉市です。九州の山々に囲まれた盆地で、日本三急流の1つ「球磨川」が流れる人吉市。数多くの重要文化財が点在しており、国宝建造物「青井阿蘇神社」をはじめとする神社や仏閣など、古い町並みが今も城下町の佇まいを残しています。

特産物には、国際的にブランド認証されている「球磨焼酎」をはじめ、生産量全国2位の「栗」や貴重な「国産キクラゲ」があります。

15位:阿蘇市 24,136人

15位は、 24,136人(男性11,335人・女性12,801人)で阿蘇市です。阿蘇市といえば、阿蘇五岳を中心とする世界最大級の「カルデラ」。さらに、広がる田園風景や歴史遺産などさまざまな資源に恵まれた土地です。

また、良質な温泉やパラグライダーや熱気球などの大自然を生かしたアクティビティーも充実しています。昔ながらのだご汁や高菜めし、あか牛を使った料理など美味しいものも豊富です。

16位:上天草市 23,366人

16位は、23,366人(男性10,952人・女性12,414人)で上天草市です。上天草市は、熊本県の西部・天草諸島の東に位置しています。市のほとんどが雲仙天草国立公園に含まれており、日本三大松島の松島や九州自然歩道からの眺望など、四季折々の美しい風景を楽しめます。

17位:水俣市 22,446人

17位は、22,446人(男性10,444人・女性12,002人)で水俣市です。水俣市は鹿児島県の県境に位置し、不知火海を望むリアス式海岸「湯の児海岸」や、湯出七滝、温泉街など見どころ満載の地域です。

2007年には、取り組んできた環境配慮型まちづくりが評価され、県内3番目の「SDGs未来都市」に選定されています。

18位:御船町 16,415人

18位は、16,415人(男性7,842人・女性8,573人)で御船町です。御船町は、自然を感じられる一方、熊本市中心部にも近く暮らしやすい地域。東西南北を結ぶインターチェンジが2つあり、熊本駅や阿蘇くまもと空港まで30分で移動できます。

19位:長洲町 14,933人

19位は、14,933人(男性7,515人・女性7,418人)で長洲町です。長洲町は、熊本県の北西部に位置し、昔は有明海に突き出した細長い洲で、漁業者の目標地・前進基地として栄えていました。

漁業・農業・工業を中心とした「働くまち」のイメージが強かった長洲町ですが、これからは「住みたいまち」として子育てや外国人への支援など、魅力的なまちづくりに取り組んでいます。

20位:芦北町 14,751人

20位は、14,751人(男性6,987人・女性7,764人)で芦北町です。芦北町は熊本県の南部にあり、西は不知火海、東は九州山地と自然豊かな土地。海産物やデコポンやイチゴなどの農作物、「和王」の称号を受けるあしきた牛が有名です。

自然豊かで温暖な気候の芦北町では、ゆっくりのんびりとした生活を送れそうです。

人口増加率1位は?

対前年同月の人口増加率1位は西原村の2.48%です。2位嘉島町1.98%、3位合志市1.23%、4位菊陽町1.00%、5位大津町0.66%

人口減少率は?

対前年同月の人口減少率1位は球磨村の-11.78%です。2位五木村-5.13%、3位美里町-3.62%、4位芦北町-2.74%、5位多良木町-2.70%

まとめ

熊本県内の市町村別人口や、人口の増加・減少率についてご紹介しました。
熊本県の人口減少数は2年連続で1万人を超えており、このままいくと2024年に170万人を下回る可能性もあるとされています。

熊本のたくさんの魅力を多くの人に知っていただき、人口増加につながることを願います。

参考資料:熊本県の人口と世帯数(2022年12月1日時点)

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