レディー・ガガ、アカデミー賞でパフォーマンス実現ならず 『ジョーカー』撮影中のため

歌手で女優のレディー・ガガが、アカデミー賞でパフォーマンスを披露しないことが明らかになった。『トップガン マーヴェリック』のサウンドトラック『ホールド・マイ・ハンド』でアカデミー歌曲賞にノミネートされているが、ハーレイ・クイン役で出演の『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』の撮影のため、現地12日にロサンゼルスのドルビー・シアターで開催される式典に出演できないという。

式典のプロデューサーを務めるグレン・ウェイスは、クリエイティブチームのプレスカンファレンスでこう発表した。「我々はレディー・ガガとその陣営と素晴らしい関係を保っていますが、(ガガは)今映画撮影の真っ最中なのです。我々は映画業界への敬意を示すためにここにいるわけですから、映画の製作が第一です」

「検討の結果、私たちがガガとかつてしたような、ガガのいつものクオリティでのパフォーマンスを実現できる気がしませんでした。よって彼女は今回の式典でパフォーマンスをしません。しかしこれは、誰かが映画を作っており、私達はこのビジネスで何が最優先かを完全に理解しているという視点からです。特に映画に敬意を表する時期は尚更です」

2019年の式典では、同年歌曲賞を受賞した『シャロウ 〜「アリー/ スター誕生」 愛のうた』を共演者ブラッドリー・クーパーとデュエットしたガガはやむなく欠席となるものの、同賞にノミネートされている他のアーティストは全員パフォーマンスをすることが決定している。

歌曲賞にはガガの『ホールド・マイ・ハンド』の他、『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』からリアーナの『リフト・ミー・アップ』、『私たちの声』からソフィア・カーソン&ダイアン・ウォーレンの『アプローズ』、『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』からデヴィッド・バーン、サン・ラックス&ステファニー・スーの『ディス・イズ・ライフ』、『RRR』からラフル・シプリグンジ&カーラ・バイラヴァの『Naatu Naatu』が候補に挙がっている。更にレニー・クラヴィッツが追悼コーナー「In Memoriam」 でパフォーマンスを披露する予定だ。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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