「リヴァプールで大失敗」も…“退団後に大復活”した9選手

これまで多くの選手と契約を結んできたリヴァプール。ユルゲン・クロップ監督就任以降も含め、比較的大物以外にも意外な契約を結んできたクラブの一つだ。

今回は『Planet Football』から「リヴァプールで何もしなかったが、退団後に輝きを見せた選手」をご紹介する。

ダニー・イングス

国籍:イングランド

リヴァプール所属:2015~2019

リヴァプールでのプレミアリーグ成績:14試合3ゴール

退団後の所属クラブ:サウサンプトン、アストン・ヴィラ、ウェストハム

加入時の移籍金:830万ユーロ(およそ12.03億円)

放出時の移籍金:2510万ユーロ(およそ36.38億円)

2015年に高い評価を受けて加入したストライカー。リヴァプールでは最初の公式戦8試合で3ゴールを決めたが、怪我のためにその後離脱を繰り返すことになった。しかしローンを経て完全移籍したサウサンプトンで再ブレイクし、イングランド代表にも復帰した。

スソ

国籍:スペイン

リヴァプール所属:2010~2015

リヴァプールでのプレミアリーグ成績:14試合0ゴール

退団後の所属クラブ:ミラン、ジェノア、セビージャ

加入時の移籍金:60万ユーロ(およそ9000万円)

放出時の移籍金:130万ユーロ(およそ1.88億円)

2010年にリヴァプールのアカデミーに加入したスペイン人ウインガー。ブレンダン・ロジャーズ監督によって起用されたものの、まだそこでスタメンに定着するだけの力はなかった。2015年にミランへとローン移籍した後は評価を徐々に高め、2020年には2400万ユーロでセビージャへと買い取られている。

イアゴ・アスパス

国籍:スペイン

リヴァプール所属:2013~2015

リヴァプールでのプレミアリーグ成績:14試合0ゴール

退団後の所属クラブ:セルタ・デ・ビーゴ

加入時の移籍金:1080万ユーロ(およそ15.65億円)

放出時の移籍金:600万ユーロ(およそ8.7億円)

チェルシー戦でひどいコーナーキックを蹴ってしまったことばかりがリヴァプールのファンに記憶されているイアゴ・アスパス。ノーゴールのまま退団したが、その後古巣のセルタで毎年二桁ゴールを決めるリーガ屈指のストライカーとなった。

ルイス・アルベルト

国籍:スペイン

リヴァプール所属:2013~2016

リヴァプールでのプレミアリーグ成績:9試合0ゴール

退団後の所属クラブ:ラツィオ

加入時の移籍金:800万ユーロ(およそ11.59億円)

放出時の移籍金:400万ユーロ(およそ5.8億円)

一時はバルセロナのBチームでプレーしていたスペイン人司令塔。セビージャから2013年にリヴァプールへと加入したが、プレミアとはあまり水が合わず、ロジャーズ監督に重用されなかった。2016年に加入したラツィオでは長くチームの中心に。

ミケル・サン・ホセ

国籍:スペイン

リヴァプール所属:2007~2009

リヴァプールでのプレミアリーグ成績:0試合0ゴール

退団後の所属クラブ:アスレティック・ビルバオ、バーミンガム・シティ

加入時の移籍金:45万ユーロ(およそ0.65億円)

放出時の移籍金:270万ユーロ(およそ3.91億円)

アスレティック・ビルバオで11年にわたってプレーしたレジェンド的選手で、守備的MFとセンターバックをこなす知的なバスク人プレーヤー。若い頃にリヴァプールと契約したもののリザーブチームでの所属にとどまり、ユース時代を過ごしたビルバオへと戻っていった。

ライアン・バベル

国籍:オランダ

リヴァプール所属:2007~2011

リヴァプールでのプレミアリーグ成績:91試合12ゴール

退団後の所属クラブ:ホッフェンハイム、アヤックス、フラム、ベシクタシュ、ガラタサライなど

加入時の移籍金:1725万ユーロ(およそ25億円)

放出時の移籍金:700万ユーロ(およそ10.15億円)

彼の場合リヴァプールでもいくつかの輝きは見せていたが、浮き沈みが多く期待ほどの影響力は見せられなかった。2011年に退団してからも様々なクラブを流れ流れているが、特にトルコリーグでは常に高いレベルの活躍をしている。

アルー・ディアラ

国籍:フランス

リヴァプール所属:2002~2005

リヴァプールでのプレミアリーグ成績:0試合0ゴール

退団後の所属クラブ:リヨン、ボルドー、マルセイユなど

放出時の移籍金:300万ユーロ(およそ4.35億円)

2002年にバイエルン・ミュンヘンからフリーで加入した長身のボランチ。ジェラール・ウリエ監督が青田買いしたフランス人若手数名のうちのひとりだったが、リヴァプールでは一回もプレミアリーグに起用されなかった。その後フランスリーグで大活躍し、ワールドカップにも出場した。

ジュリアン・ディックス

国籍:イングランド

リヴァプール所属:1993~1994

リヴァプールでのプレミアリーグ成績:24試合3ゴール

退団後の所属クラブ:ウェストハムなど

ウェストハムで長く活躍して年間最優秀選手にも2回選ばれたディックス。トレードでリヴァプールに加入したあと、エヴァートンとのダービーマッチでデビューし、いきなり失点に絡むスタートに。しかも彼を呼んだスーネス監督が解任されたため、立場が悪化した。結局1年でウェストハムに戻ったが、そこで再びキャリアを再建している。

ドミニク・ソランケ

国籍:イングランド

リヴァプール所属:2017~2019

リヴァプールでのプレミアリーグ成績:21試合1ゴール

退団後の所属クラブ:ボーンマス

放出時の移籍金:2120万ユーロ(およそ30.73億円)

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チェルシーからフリーで獲得された大型MF。高く評価された若手だったため、掘り出し物だと期待されたが、リヴァプールでは鳴かず飛ばずだった。後に移籍したボーンマスではストライカーにコンバートされて中心選手となり、昨季は2部で29ゴールを決めている。

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