福井県議会議員選挙は7選挙区で選挙戦か…統一地方選2023前半戦 福井市区は定数12に最多16人が出馬予定

 統一地方選前半戦の福井県知事選挙と福井県議会議員選挙が投開票される4月9日まで1カ月を切った。県議選では現在、12選挙区(定数37)に前回を1人上回る48人が立候補の意向を示しており、7選挙区で選挙戦に入る見通し。告示は知事選が3月23日、県議選が3月31日。

 県議選で定数を超える立候補予定者がいる選挙区は福井市、坂井市、勝山市、鯖江市、敦賀市、吉田郡、丹生郡。

 あわら市、大野市、越前市・今立郡・南条郡、小浜市・三方郡・三方上中郡、大飯郡の5選挙区は無投票となる公算が大きい。

 福井市区は、1975年に定数が現行の12(当時は福井市足羽郡選挙区)になって以降、最多の16人が立候補を予定し激戦となる見込み。坂井市区は現職2人と新人4人が名乗りを上げ、4議席を6人で争う。鯖江市は定数3に対して現職、前職、新人の計4人が立候補予定で12年ぶりの選挙戦が濃厚。定数1の吉田郡と丹生郡は一騎打ちになるとみられる。

 立候補予定者の内訳をみると、現職議員33人のうち28人が立候補を予定し、5人が不出馬。新人は17人が名乗りを上げ、前職1人、元職2人も出馬を表明している。党派別では自民21人、立憲民主2人、公明、共産、日本維新の会、参政党がそれぞれ1人を公認。無所属は21人で、うち新人5人に自民が推薦を出している。

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