「負けない」「自分たちの野球徹底」健闘、誓い合う 長崎日大と海星 センバツ組み合わせ決定

抽選会で健闘を誓い合った長崎日大の平尾主将(左)と海星の田川主将=大阪市(チーム提供)

 長崎県勢初のダブル出場を果たす長崎日大と海星はそれぞれ龍谷大平安(京都)、社(兵庫)の近畿勢と激突する。抽選会に臨んだ長崎日大の平尾主将は「小さいころから強豪の印象だけど、負けない」、海星の田川主将は「相手がどうであれ自分たちの野球を徹底する」と健闘を誓い合った。
 先に登場する海星は前回出場した2016年の長田に続く兵庫勢との初戦。完全アウェーの中で3-2と辛勝した当時を知る加藤監督は「失点は打たれただけの点数にしたい。引っかき回されて守備が崩れると一気に決まってしまう。落ち着いて守ることに集中する」とポイントを挙げた。
 46年ぶりの夏春連続出場で、昨夏も甲子園でプレーした田川主将は三塁手から捕手に転向して聖地へ戻る。「バッテリーを中心に守り勝つ。夏は2勝で終わったので、3勝以上をしっかり目指して優勝に近づいていきたい」と言葉に力を込めた。
 長崎日大の平山監督は「最多出場の伝統校で、光栄なこと」と龍谷大平安との対戦を歓迎した。昨春は近江(滋賀)に延長タイブレークの末に惜敗して初戦敗退。「(九回2死から追いつかれ)あと一つのところで突破できなかった。何とか接戦に持ち込んで勝てるように」と意気込む。
 昨春の悔しさをスタメンで味わっている平尾主将は「ここぞの場面で一本が出れば勢いに乗って点数を取っていけると思う。リズムのいい試合をしたい。経験者の自分が大声を出して引っ張る」と2年連続の大舞台へ気合が入った様子だった


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