飲んだらやせられないはウソ!ダイエットでお酒は飲んでもOKな理由とは?【1週間で勝手に痩せていく体になるすごい方法】

お酒の新常識!

過度なアルコールの摂取は肝臓にも負担がかかり体に毒ですが、適量なら太ることもなく、お酒がよい効果をもたらすこともあります。私が考える適量は、日本酒で1日に2合、ビールで中びん2本、ワインでグラス3杯。純粋なアルコール量で40gまでです。

実際、毎日お酒を20~40g摂取する人とそれ以上または以下の量を摂取する人を比べると、肝臓の状態を表すALT、空腹時血糖値、中性脂肪の数値がいずれも前者のほうがよいことがわかりました。なぜかというと、肝臓がアルコールを分解するときに肝臓内の糖を消費するため。肝臓の糖が減ることで血糖値や中性脂肪が低下し、肥満や脂肪肝の改善にも効果をもたらすのです。

ただしお酒にも糖質が含まれているので、なるべく糖質量の少ないお酒を選ぶことが大切です。一番よいのが糖質ゼロの「蒸留酒」。焼酎やウイスキー、ブランデーなどですが、カクテルやサワーは果汁やリキュールで割っているので糖質が多く要注意。ビール、ワイン、日本酒などの「醸造酒」は糖質が含まれますが、ワインは少なめなのでおすすめです。

飲酒量が増えがちな人には少量で酔う飲み方も。例えば、お酒を温めると吸収がよくなって酔いやすくなったり、血行をよくする作用のある炭酸で割るとアルコールのまわりが速くなったりします。

出典:『1週間で勝手に痩せていく体になるすごい方法』著/栗原毅

【書誌情報】
『1週間で勝手に痩せていく体になるすごい方法』
著:栗原毅

世の中には筋トレ法や痩せる食事術などもたくさんありますが、「なかなか長続きしない」「何をやっても痩せない…」という声も多くあります。それは、頑張って続けていてもすぐに結果が出ないものが多い、ということに加え、過度な食事制限によるストレスで一度爆発してしまうとそれ以降は元の食事に戻ってしまう、といった理由が挙げられます。そんな痩せたいけどなかなか結果がでない……という人に向けて40年以上脂肪肝などの内臓脂肪を研究してきた名医が考案した全く新しい『自動痩せプログラム』を紹介します。そもそも人間がなかなか痩せない最大の理由は『脂肪肝』にあります。人間が痩せるために必要な『代謝機能』を司るのが肝臓ですが、そこに脂肪がたっぷり付いた脂肪肝になると肝臓の機能は半減し、結果として糖などを脂肪として溜め込みやすい体になってしまいます。本書ではそんな脂肪肝をたった1週間で改善し、若い頃のような食べても太らない代謝機能をよみがえらせるすごい方法を紹介します。

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