
新型コロナウイルス対策としてのマスク着用が13日から個人の判断に委ねられる。5月8日の「5類」引き下げを前に、マスクルール緩和は政府が掲げる「平時への移行」の象徴となっており、着用が当たり前となった日常生活に変化が起きそうだ。ただ医療機関や混雑した電車では今後も着用が推奨されており、場面に応じた対応が必要となる。また学校は4月1日から着用を求めないことが基本となる。
現在、マスクは基本的な感染対策の一つとして、屋内では原則着用が求められている。政府は2月、個人で判断する材料にしてもらうため、通勤ラッシュ時の電車やバスに乗る時、医療機関や高齢者施設を訪れる際など着用を推奨する場面をまとめた指針を公表した。
高齢者や持病があるなど重症化リスクが高い人が混雑した場所に行く際にも自分を守るために着用を勧める。一方で全員の着席が可能な新幹線や高速バスでは外してもよいとした。
学校では4月の新学期から基本的に着用不要。ただ着用を希望する人への配慮や、換気などの対策を求める。4月1日以前の卒業式も、生徒や教職員は着用しなくてもよい。
