シャロン・ストーン、初アカデミー賞はポリエステルのスーツ ドレス貸し出し断られた

女優のシャロン・ストーン(64)が、1992年に初めて参加したアカデミー賞では、デザイナーがドレスを貸してくれなかったため、ポリエステルのジャンプスーツを着なければならなかったと明かした。1992年シャロンの出世作となった「氷の微笑」が公開された数日後に、同式典でのプレゼンターの依頼を受けたシャロン。当時まだ無名の女優であったため、他の有名女優のようなサポートを受けることができなかったという。

iHeartRadioのポッドキャスト「テーブル・フォー・トゥ・ウィズ・ブルース・ボッツィ」に出演したシャロンは「4万ドル(約550万円)とか5万ドル(約680万円)のドレスを着た人たちばかりだった。私はベッツィジョンソンのポリエステルのジャンプスーツを買ったのよ。それが私のベストだったの。自分でヘアメイクをしていて、『うわ、これはひどい。どうすればいいんだろう』って思ったものよ」と語った。

また大ブレイクするきっかけになった同作品での演技が、アンソニー・ホプキンスのような大物俳優から高い評価を受けたとして「彼は私とすれ違った時、両手を合わせてチャンピオンのように頭の上に置き、両手をかざしたの。私は『なんてこと、彼は私の映画を見たんだわ』と思ったのよ」と振り返った。

さらに取り調べを受けるシャロンが、下着をつけていないミニスカートで足を組み替える一瞬が話題となった。だがこのきわどいシーンが、元夫でジャーナリストのフィル・ブロンスタインとの間に養子縁組した息子・ロアン(22)の親権を失った理由であると告白。「私は子供の親権を失った。裁判官が私のまだ幼い息子に『お母さんがセックス映画を作ってるの知ってる?』って聞いたのよ。あの映画を作ったことで、自分がどんな親なのかって調べられたの。今、普通のテレビ番組では、全く服を着ないで歩いている人も出てくるのに。16分の1秒ほどのヌードらしきものを見せただけで、私は子供の親権を失ってしまったの」と振り返った。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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