和歌山県の未来をつなぐため、改革の先の成長を訴える 日本維新の会 和歌山県政対策委員・岡本としなが氏インタビュー(PR)

関西でも人口減少率が高く高齢化が進む和歌山県を、人が住み続けられる県に変えたいとの思いを語ってくれた岡本としなが(おかもと・としなが)さん。

人や企業が集まる和歌山県にするためにも、和歌山県の魅力をアピールする必要があると岡本さんは訴えます。和歌山県の未来をつなぐために尽力する岡本さんにお話をお聞きしました。

和歌山県を活性化して未来につなげるために、長期計画での発展を考える

選挙ドットコム編集部(以下、編集部):

和歌山県で政治家を志そうと考えたきっかけについて教えてください。

岡本としなが氏(以下、岡本氏):

声を上げて和歌山県を変えていきたいとの思いから、政治家を志そうと考えました。

県内の駅前に実家があり、かつて駅前の再開発や平成の大合併などの計画があったのですが、いずれも何十年も経ってから中止になりました。40年以上の長きにわたった計画が頓挫したままになっています。

開発の中止は、先延ばしにしてきた行政だけの責任ではありません。行政に掛け合ったり、会議録を閲覧したりするうちに、みんなが同じ方向を向いて声を上げれば、結果が変わったのではないかと考えるようになりました。

旅行会社での業務や、保険団体でボランティアとしてさまざまな意見を調整したり、まとめたりしてきた経験を、県政にも生かしたいとの思いがあります。

和歌山県に人が集まるように県の魅力を発信していきたい

編集部:

現在の和歌山県にはどのような課題があるとお考えですか。

岡本氏:

関西で一番人口減少率が高いのが和歌山県です。和歌山県北部から大阪の中心地、なんば駅まで48分、和歌山市駅からは1時間弱とアクセスが良く、場所によっては大阪府下よりも大阪都心部に近いことからベッドタウンとして機能してもいいはずです。

しかし、和歌山県の人口は増えるどころか減り続けています。その理由のひとつに、再開発が進まず、駅前が発展しなかったことが挙げられます。

編集部:

住民から声が上がらなかった理由はどこにあるのでしょう。

岡本氏:

若い人たちは大阪や神戸などの都市部に出て、和歌山県に住んでいるのは高齢者ばかりになっている状態では、だれも率先して声を上げないのも無理はありません。まずは、住み続けたくなる環境づくりが必要だと考えています。

編集部:

和歌山県に人が集まり住んでもらうために、どのような環境づくりをすべきか具体的な考えをお聞かせください。

岡本氏:

インフラの整備が重要だと思います。駅の再開発、例えば和歌山県北部から関西国際空港まで鉄道を伸ばしたり、リニアモーターカーを走らせたりする必要があるでしょう。アクセスしやすい環境を整えなければ人は減る一方です。
 
しかし、駅を作って満足はしたくありません。ターミナル駅を作ったところで経済的に充実するものがないと、人は駅に降りてくれないし、町は活性化していかないでしょう。

また、駅の再開発も必要ですが、和歌山には港があります。和歌山港にコンテナ船や貨物船・大型観光客船を寄港できる整備をするべきだと思います。そうすれば新しく仕事も増えて人も集まってくると考えています。

地の利があるのに、和歌山県は積極的に企業誘致やインフラ整備を行っていません。企業誘致につながらないのは、アピールが足りないからでしょう。

編集部:

どのように和歌山県をアピールしていくべきでしょうか。

岡本氏:

最近では、大きなイベント、東京ガールズコレクションが開催されたり、メディアでパンダの飼育や世界遺産の高野山・熊野のことを取り上げられたりして少しずつではありますが、和歌山県の魅力が外に発信されるようになりました。

自然や歴史、文化や観光を上手にプロモーションすれば、和歌山県がより発展すると考えています。

教育費無償化のために、議員報酬や議員定数の削減を目指す

編集部:

実現したい政策や解決したい課題について聞かせてください。

岡本氏:

和歌山県では、小学校から大学までの教育費の無償化を進めていきたいですね。

大阪では高校の無償化が実施されています。また、高校や大阪市の公立大学の所得制限の撤廃を目指しているように、和歌山県もまずは教育から変えていくべきだと考えています。

子育てにかかるお金を行政が持つことで、将来、子どもの選択肢が広がるだけでなく、お金に余裕ができて家族も楽になり、出生率も上がるきっかけになると考えます。

編集部:

財源についてはどのように考えていますか。

岡本氏:

まずは身を切る改革をするべきでしょう。議員報酬の2割をカット、議員定数も削減し、自らその姿勢と覚悟を示すことで行政を動かし、増税に頼らず予算を生み出します。和歌山県のために尽力する議員を増やすことが重要だと考えています。

海外研修で欧州各国を巡ったときに驚いたのが、デンマークでは地方議員の報酬が300万円だったことです。

地方議員は、ボランティアの精神で行うのが当然であるとの考えがあるので、議員報酬が日本のように高くならないんですね。まさに、日本維新の会が進める、身を切る改革そのものだと感じました。

地方議員は、ボランティアで公務を担うくらいの気概を見せたいですね。

編集部:

和歌山県では、他にどのような解決すべき課題がありますか

岡本氏:

和歌山県は災害が多い地域のため、行政は雪や台風、地震対策に力を入れています。しかしどれだけ行政が準備していても県民に認知されなくては意味がありません。

災害対策を周知徹底するために、子ども達は学校の授業、年配者は自治会のコミュニティで災害対策について発信していくべきだと考えています。

率先して動くことを仕事でもプライベートでも大切に

編集部:

岡本さんの趣味について教えてください。

岡本氏:

バイクやスキーなどアウトドアで楽しむのが趣味です。その他に、ライフワークとしてボランティアに力を入れています。5年くらい前に娘が猫を保護したのがきっかけで保護猫活動に興味を持つようになりました。

殺処分される猫が減るように捕まえた猫に不妊、去勢手術を行う活動をしています。活動を通じて命の大切さを子ども達にも伝えたいですね。

編集部:

和歌山県といえば、猫の駅長が有名ですよね。

岡本氏:

和歌山電鐵 貴志川線の喜志駅では、「たま」駅長のおかげで乗客が増えました。これからの時代は、動物と人との共存も大切だと考えています。

編集部:

どのような政治家を目指したいですか。

岡本氏:

同じ方向にベクトルを向けてみんなで改革を進めていかないと、和歌山県は何も変わらないでしょう。そのためにも、あれこれ指示をするよりも自分が率先して動く政治家を目指したいですね。

次の世代につなげるためには、1年2年の短い間隔ではなく、5年10年の長い期間で考えてしっかりと整備を進めていくことが大切です。

みんなが同じ方向を向いて、問題や課題に取り組む姿勢の重要性は、地方の政治にしろボランティア団体にしろ変わりはありません。和歌山県を活性化するためにも、政治家になって満足するのではなく、同じフィールド同じ目線で県民の一人として活動していきたいと考えています。

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