サッカー界のヌートバー!海外でプレーする「若き日系人選手」たち

WBCで日本代表に選出され、レギュラーとして活躍を見せているラーズ・ヌートバー。アメリカ生まれであるが、日本の血を引いている選手だ。

今回はそれにちなんで、サッカー界で日本の血を引いている若き日系人選手を南米とヨーロッパ、そして北米のクラブからピックアップした。

アンドレ・シンヤシキ

クラブ:シャーロットFC

国籍:ブラジル、日本

ポジション:FW

年齢:25歳

アメリカ・メジャーリーグサッカーでプレーしているアンドレ・シンヤシキ。父方に日本人がいるというサンパウロ生まれのストライカーだ。2019年にはMLSの最優秀新人賞を獲得していた。昨年はコロラド・ラピッズからシャーロットFCに移籍している。

アペルカンプ真大

クラブ:フォルトゥナ・デュッセルドルフ

国籍:ドイツ、日本

ポジション:DF

年齢:22歳

今日系の選手といえば最も有名なのがアペルカンプ真大だ。日本で生まれたものの父親の仕事の関係でドイツに渡り、フォルトゥナ・デュッセルドルフの下部組織に加入した。今季はドイツ2部で23試合に出場して5ゴール6アシストと活躍。

ミオ・バックハウス

クラブ:ヴェルダー・ブレーメン

国籍:ドイツ、日本

ポジション:GK

年齢:18歳

神奈川県の川崎市で生まれ、フロンターレの下部組織を経験したゴールキーパー。日本名は長田澪。ドイツの各年代で代表チームに選ばれてきた194cmの長身選手で、その能力が非常に高く評価されている。

高橋センダゴルタ仁胡

クラブ:バルセロナ

国籍:日本、スペイン

ポジション:DF

年齢:17歳

今回行われているU20アジアカップのメンバーでもある高橋センダゴルタ仁胡。昨年初めて日本代表に飛び級で選ばれ、モーリス・レベロ・トーナメントにも出場している。日本人の母親とアルゼンチン人の父親を持っている攻撃的な選手だ。ミオ・バックハウスとともに、このあとどちらの国籍を選ぶか注目されている。

デニス・ジュン・パーキンソン

クラブ:ファマリカン

国籍:日本、イングランド

ポジション:MF

年齢:18歳

昨年スペイン遠征を行ったU-18日本代表に選出されて話題になったデニス・ジュン・パーキンソン。日本で生まれ、シンガポールとポルトガルで育ったという。チームによればウイングが本職で、クラブの年代別チームでは常に主力だったという。

前田ハドー慈英

クラブ:ブラックバーン

国籍:日本、イングランド、香港

ポジション:DF

年齢:18歳

香港生まれで12歳からイングランドに移住した前田ハドー慈英。昨年はブラックバーンとプロ契約を結び、U-19日本代表のメンバーとしてモーリス・レベロ・トーナメントに臨んだことも。今季はプレミアリーグ2でも10試合に出場しており、これからが期待されている。

カズ

クラブ:オリヴェイレンセ

国籍:ブラジル、日本

ポジション:MF

年齢:22歳

クリスティアン・ケンジ・ワガツマ・フェレイラという本名を持つブラジル人MF。2017年のトゥーロン国際大会ではセレソンの一員としてプレーした。当時はボランチだったがサイドバックもこなす選手で、現在はオリヴェイレンセで本家三浦知良選手とチームメイトになっている。

ファブリシオ・オヤ

クラブ:アズリズ

国籍:ブラジル、日本

ポジション:MF

年齢:23歳

カズと同じくトゥーロン国際大会でプレーした元ブラジルU20代表MF。フルネームはファブリシオ・ケイスケ・ロドリゲス・オヤ。コリンチャンスのユースで育ったあと、ベラルーシのトルペド・ジョジナというクラブへと移籍し、昨年からパラナ州1部のアズリズに所属している。

ケンジ・カブレラ

クラブ:メルガル

国籍:ペルー、日本

ポジション:FW

年齢:20歳

フルネームはケンジ・ジョバンニ・カブレラ・ナカムラ。滋賀県で生まれたペルー系のウインガーで、エステル・グランデとアリアンサ・リマの下部組織で育った。2021年にメルガルのトップチームに加入してプロデビューし、昨年は20試合で1ゴールを決めた。ペルーU-20代表の一員でもある。

ノリエガ・エリック

クラブ:ウニベルシダ・サン・マルティン

国籍:ペルー、日本

ポジション:DF

年齢:21歳

清水エスパルスのユースで育ち、その後町田ゼルビアに期限付き移籍したこともあるセンターバック。Jリーグでもデビューしたが昨年日本を離れており、ドイツ4部のストレーレンを経てペルーへ移籍。ペドロ・イナミネと同じサン・マルティンでプレーしているようだ。

カイ・メリルオト

クラブ:イルヴェス

国籍:フィンランド、日本

ポジション:FW

年齢:20歳

現在フィンランドのU-20代表でプレーしているストライカー。母親が北海道函館市出身の日本人で、彼自身もフィンランド語や日本語に加えて多くの言語を話せるというインテリだという。2020年には名門HJKヘルシンキに加入したが、その後下部リーグに移籍し、昨季はイルヴェスで10ゴールを決める活躍を見せた。

イーサン・スカリー

クラブ:ロサンゼルスFC

国籍:アメリカ、日本

ポジション:GK

年齢:14歳

今アメリカのU-15で代表に入っているのがイーサン・スカリー。情報はまだほとんどないのだが、2008年6月8日生まれでこの年代ではアメリカ屈指の能力を持っているゴールキーパーであるそうだ。

ペドロ・イナミネ

クラブ:ウニベルシダ・サン・マルティン

国籍:ペルー、日本

ポジション:GK

年齢:24歳

ペルーのU-23代表に入っていた経験を持っているゴールキーパー。フルネームはペドロ・アンドレ・シゲイシ・イナミネ・キタノというとのこと。ウニベルシダ・サン・マルティンの下部組織で育った選手である。

ケンジ・タナカ・ジ・パウラ

クラブ:ポルトゥゲーザ・カリオカ

国籍:ブラジル、日本

ポジション:FW

年齢:21歳

現在ブラジルの4部リーグで戦っているポルトゥゲーザ・カリオカに所属する左利きのウインガー。ブラジルの出身だが2017年にアメリカへと渡ってオーランド・シティのアカデミーに所属し、Bチームでレギュラーを務めた。新型コロナの影響でリーグが中断されたためブラジルに戻ったという。

センジ・イグチ

クラブ:カルロス・ステイン

国籍:ペルー、日本

ポジション:FW

年齢:21歳

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現在ペルー2部のカルロス・ステインでプレーするFW。フルネームはセンジ・ジュージー・イグチ・スジョンだそう。アトレティコ・グラウの下部組織出身で、今年からカルロス・ステインでプレーしている。

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