【タイムくん–第94話】 ゾンビデータ

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ここがポイント:使われなくなったデータのお話


みなさん、おはようございます。新米社員の時田大夢です。

新年あけましてみたいな気持ちでいつまでも過ごしてると、もうすでに1月も終わりに差し掛かってるんですね。社会人になってからは特に1年があっという間に感じちゃったりします。

ま、それはさておき、世の中にデータがどんどん増えていっていて、もちろん役に立つデータもたくさんあるんですけど、もう使われなくなって、だけど削除されずに残り続けているデータの量も増える一方なんだそうです。そんなデータのことをゾンビデータって言うらしいんですけど、確かに会社を退職した人の名前を冠したフォルダがいつまでもチームの共有ストレージに残ってて、なんでかわからないけど20GBくらいあって、でも誰も中身をチェックして削除する作業なんてしたくないからネットワーク環境が変わって共有フォルダを移動する必要が出てきた時にも、そのまんまコピーされて生き残り続ける…ってのが職場アルアルですよね。削除してしまうと万が一そこに保存されていたファイルが必要になった時にその削除してしまった誰かが責められる可能性もありますし、ぶっちゃけその悪者役になる可能性とネットワークの容量20GBとを天秤にかけると、まぁ、このままコピーしとくかってなっちゃいますよね(笑)

そうやってドンドンわけのわからないファイルが増えてしまったり、20GBの中身を見ると同じように見えるファイルに最新xxx、最新2xxx、みたいな名前が付いてたりしてるとそれはもう絶望にしか思えないです(笑)

あとは使われなくなったSNSアカウントのこともゾンビデータと呼ぶそうです。ずいぶん昔に流行った足あと機能付きのSNSとか、僕も密かに日記書いたりしてました。今となってはその日記も含めて全て葬り去りたいですけど、IDやパスワードを忘れてログインすらできなかったりします(笑)

そういえば、「足あとが付いているのに日記にコメント書かないのは失礼か否か」みたいな不毛な議論がされたり、可愛いアイコンの女性にひたすら足あと付けてるメンズがいたり…なんか懐かしい記憶が蘇ってきました(笑)

まぁ、SNSとかは無料なので、最悪の場合でもちょっと悪用されてしまってサングラスの宣伝メールを友達みんなに送りつけてしまったりくらいの被害で済むとは思いますけど、ストレージの無駄遣いって実は結構コストかかってたりして、MOTTAINAIお化けがでないとも限らないので、やっぱり要らなくなったデータはちょくちょく削除していく方が健全なのだそうです。年末にハードディスクの大掃除をしたって方もいるんじゃないでしょうか。

そうそう、今回のマンガに出てきた「ゾンビデータ」の映画は架空の作品ですが、最近流行のゾンビの映画制作に、僕を主人公として登場させたいって奇特な方がいたらゆるく募集してます(笑)

そんなわけで今週はゾンビデータのお話でした。今週も読んでくださってありがとうございました。それではみなさんまた来週!

(時田大夢)


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