「話し方のコツ」学ぶ 茨城・潮来二中で専門家講演

話し方のこつを伝授する、ひきたよしあきさん=潮来二中

茨城県潮来市新宮の市立潮来二中(根本政世士校長)で7日、教育講演会が開かれ、コミュニケーションコンサルタント、ひきたよしあきさんが「人にも自分にも強くなる話し方のコツ」と題して講演した。

ひきたさんは、自身がテレビ局でアルバイトをしていた際、アナウンサーに「話すのが苦手で…」と説明したところ、「まず、話すのが苦手、と言うのをやめなさい」と指摘された経験を披露。「自分でレッテルを貼ると、脳がそのレッテルに沿った情報を集めてしまう」と話した。

また、人前での話し方のこつについては、政治家や歴史上の人物らのエピソードを交えながら「本番前にトイレに行き、笑顔を作る」「(敵意がないことを示すため)手のひらを見せて話す」などを紹介した。

さらに「最強の自信を手に入れるため」として、「楽しみながら向上を目指せ」「素直で、ポジティブであれ」「これ以上悩んでも仕方ないなというところまでいけ」などとアドバイス。最後は「人生を一本道としてではなく、地図として考えてほしい。回り道や後退しても良いから、ゴールを目指し続けてほしい」と呼びかけた。

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