米、預金保護で基金検討 破綻連鎖の回避狙い、報道

米カリフォルニア州サンタクララのシリコンバレー銀行本店=10日(ロイター=共同)

 【ワシントン、ニューヨーク共同】米連邦準備制度理事会(FRB)と米連邦預金保険公社(FDIC)は、経営難に陥った銀行の預金保護に活用する基金を創設する検討に入った。米ブルームバーグ通信が11日、報じた。シリコンバレー銀行の破綻を受け、利用者の不安拡大による破綻連鎖を防ぐ狙いがある。

 ホワイトハウスによると、シリコンバレー銀行の破綻を巡り、バイデン大統領も11日にカリフォルニア州のニューサム知事と協議した。

 ブルームバーグは、FDICがシリコンバレー銀行の関連資産を売却し、保護対象外の預金の一部についても早期に顧客の引き出しに応じる方向で調整しているとも報じた。

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