グリーフワーク 子どもの悲しみ受け止めて 香川

家族や身近な人との死別などを体験した子どもの心の声に耳を傾けてほしいと、12日、高松市の認定NPO法人「グリーフワークかがわ」がJR高松駅前で啓発活動を行いました。グリーフワークとは、死別を体験した人がその悲しみ(Grief)を受けとめていくプロセスのことを言います。身近な人を失くし喪失感や孤独感の中にある子どもが立ち直れるよう、周囲の大人が子どもと対話をしてほしいという思いでチラシなどを配っていました。

チラシと一緒に配った紫色のリボンには、紫外線が目に見えないことから、「子どもの心の痛みに大人が気付き、見えるように」という願いが込められています。

グリーフワークかがわの杉山洋子理事長は「子どもたちの話に耳を傾けることがおろそかになっている。一緒に話をする時間を作ることがとても大切」と話していました。

グリーフワークかがわには約50人が所属し、カウンセラーの養成や公開セミナーなどの活動を行っています。

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