震災から12年 宮城県各地で鎮魂の祈り 石巻・大川小では「竹あかり」

東日本大震災から12年となった11日、被災地は鎮魂の祈りで包まれました。

児童と教職員あわせて84人が犠牲になった石巻市の大川小学校では、鎮魂と震災の伝承への思いを込めて当時の在校生の数と同じ108本の竹灯ろうにあかりが灯されました。

訪れた人「ここであったことを忘れないでこれからの世代につなぐといいますか、自分も何かできることをしていかないといけないなと感じました」

「大川竹あかり」佐藤和隆代表理事「改めて12年前の災害を振り返る、思い出す機会にしてもらえればと思います」

そして石巻市の南浜地区では犠牲になった人を悼むおよそ4000個のキャンドルが「がんばろう!石巻」の看板前に並べられました。

石巻の女性「犠牲になった人は家族ではいなかったんですけど、やはり周りで、兄弟が友人がっていうのがたくさんありましたので、特別な思いで来させていただきました」

がんばろう!石巻の会・黒澤健一さん「ご遺族の方が静かに心を寄せられる場所を作るというのが一番の思いでしたので、今後も続けていきたい」

会場には震災の後に生まれた子どもたちの姿もあり祈りがささげられました。

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