
国際宇宙ステーション(ISS)滞在を終えた若田光一飛行士(59)が無事帰還したことを受け、宇宙飛行士の野口聡一さんは12日、鹿児島市のホールで開かれたトークショーで「国際的な舞台で頑張り、無事帰ってきた。おめでとう」とねぎらいの言葉を口にした。ホールに詰めかけた約300人の聴衆からも大きな拍手が湧いた。
野口さんは、宇宙飛行士は技術者や医師団などに支えられていると説明。「チームをまとめるためには、意見を戦わせることも大事だった」と、宇宙で任務に当たった自身の経験を振り返った。
月面探査を巡り、20世紀中には米国と旧ソ連(ロシア)が激しく競い合った宇宙開発の歴史も紹介した。