この選手たちも忘れるな!U-20日本人選手の市場価値ランキングTOP10

これまでJリーグから数多の若手選手が海を渡り欧州へ挑戦してきた。

そこで、現在注目されている20歳以下の若手選手を市場価格順でランキング化した。トップ10入りした若手の顔ぶれは?

※データは『transfermarkt』参照
※2023年3月11日現在
※1ユーロ=143円で計算

10位「クラブ最年少記出場記の天才ら5人」

北野颯太(セレッソ大阪、18歳)
鈴木海音(ジュビロ磐田、20歳)
弓場将輝(大分トリニータ、20歳)
小見洋太(アルビレックス新潟、20歳)
櫻井辰徳(徳島ヴォルティス、20歳)

推定30万ユーロ(約4290万円)

セレッソ大阪最年少出場記録を持つ北野がランクイン。繊細なタッチとサッカーセンスは見る者を魅了する。

鈴木、弓場、小見、櫻井(※ヴィッセル神戸から期限付き移籍)とチームで存在感を見せる若手が揃った。

7位「未来の日本の守護神ら3人」

佐々木雅士(柏レイソル、20歳)
ブワニカ啓太(ジェフユナイテッド千葉、20歳)
佐野航大(ファジアーノ岡山、19歳)

推定35万ユーロ(約5005万円)

2021シーズンにデビューした佐々木は、リーグ戦3試合に出場。翌年は20試合に出場とコンスタントに結果を残している。

安定したセービングと柏の下部組織出身らしく卓越した足下の技術が持ち味。巧みなビルドアップとロングフィード精度は世代トップクラスだ。

ブワニカは東京都の修徳高校から千葉へ入団。ウガンダ人の父と日本人の母を持つ。

186cmの高身長に豊富な運動量と高い身体能力を生かしたダイナミックなプレーが持ち味で、昨季は25試合5得点とブレイク。まだまだ伸び盛りの未完の大器に期待したい。

今季既に1得点1アシストとチャンスメイカーとして活躍する佐野。昨季は高卒デビューながら28試合3得点2アシストと素晴らしい活躍を披露した。

兄は鹿島の佐野海舟だが、兄とは違って足下の技術とゴール前のアイディアが光る。兄弟そろって代表入りも夢ではない。

6位「U-20代表でも躍動する新生スピードスター」

横山歩夢(サガン鳥栖、20歳)

推定40万ユーロ(約5720万円)

昨季J3松本山雅で29試合11ゴールとブレイクした横山は、今季J1鳥栖へステップアップ。U-20日本代表として現在開催されているAFC U20アジアカップウズベキスタン2023にも出場している。

相手DFを置き去りにする怪物級のスピードが武器で、昨季ともにプレーした元日本代表DF安田理大が前田大然と比較してポテンシャルを絶賛している。

5位「世代最高のユーティリティDF」

中野伸哉(サガン鳥栖、19歳)

推定45万ユーロ(約7150万円)

既にJ1で68試合出場しているティーンエイジャーは、鳥栖であらゆる守備的ポジションをこなし絶大な存在感を見せている。

ビルドアップからゲームをコントロールできる司令塔型SBであり、利き足を問わないパスやクロスの精度は一級品。正確なポジショニングと的確な読みからボールを奪い、カウンターのスイッチを入れることも。

サッカー漫画「アオアシ」の主人公・青井葦人とプレースタイルが似ていることから「リアル・アシト」と称されているようだ。

4位「北信越の小さな巨人」

三戸舜介(アルビレックス新潟、20歳)

推定50万ユーロ(約6435万円)

4試合平均で走行距離11.4535km、スプリント24.25回と驚異的な運動量と速さを持ち合わせる三戸。164cmと小柄ながら、攻守に渡って自慢の走力で二人分以上の仕事をやってのける。

昨季は6得点2アシストでチームのJ2優勝とJ1昇格に貢献。今季も圧倒的な運動量とアジリティでチームの快進撃を支える。

3位「大宮が誇るリトルレフティモンスター」

柴山昌也(大宮アルディージャ、20歳)

推定60万ユーロ(約8580万円)

161cmと小柄だが、体重は59kgと当たり負けない身体を持つ柴山。

小柄な体格を生かしたもぐり込むようなドリブルは、相手守備陣をズタズタに切り裂くほど鋭い。左足から放たれる正確無比なクロスやパスで多くのチャンスを創出してきた。

昨季は35試合3ゴール8アシストをマーク。今季、どこまで飛躍するか楽しみで仕方がない。

2位「本田圭佑を彷彿させる新たなスター」

松木玖生(FC東京、19歳)

推定70万ユーロ(約1億円)

推定市場価値が1億円の大台に乗った松木は、何もかもが規格外だ。高校時代から卒業後は海外移籍の可能性もあったほどのポテンシャルを秘めている。

昨季はルーキーシーズンながら31試合2ゴール3アシストとチームの中核としてプレー。U-20日本代表として出場中のAFC U20アジアカップウズベキスタン2023でも、キルギス戦で2アシスト、サウジアラビア戦で2得点と無双している。

左利きで屈強なフィジカルに強靭なメンタルと、どこか本田圭佑を彷彿とさせる新スターの活躍に注目が集まる。

1位「次世代最高のデュエリスト」

田中聡(コルトライク、20歳)

推定80万ユーロ(約1億1440万円)

このランキング唯一の欧州組となった田中は、欧州の舞台でも卓越した守備力で輝きを放っている。

湘南時代から球際の強さ、ボールを奪いきるインターセプト技術は圧巻の一言。さらに機を見て持ち上がるドリブルやカウンターに繋げる素早い起点のパスなどテクニックも秀逸だ。

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同じ湘南の下部組織出身である遠藤航の後継者と称賛される田中の成長に期待だ。

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