国公立大2次試験後期始まる 岡山県内は2大学で面接実施

試験前に注意事項の説明を受ける受験生=12日午前9時41分、総社市窪木、岡山県立大

 国公立大2次試験の後期日程が12日、全国の大学で始まった。文部科学省によると、出願を受け付けた135大学414学部のうち、この日試験を行ったのは129大学387学部で、1時間目の受験者数は14万5141人、欠席率は昨年より0.3ポイント増の63.2%だった。

 岡山県内は、今年から後期日程を廃止した岡山大を除く2大学で実施。県立大では、保健福祉学部4学科のうち面接が行われた3学科(募集定員12人)に32人が挑んだ。倍率は2.7倍(昨年4.0倍)。看護学科を志望する瀬戸高の女子(18)は「看護師免許を取得し、病気やけがに苦しむ患者さんの力になりたい」と話した。新見公立大は健康科学部の2学科(募集定員8人)を目指す70人が面接を受け、倍率は8.8倍(昨年4.8倍)だった。

 広島県内は広島大など5校、香川県内は香川大など2校で実施。13日以降も試験を行う大学がある。

 合格発表は20日から順次行われる。岡山県立大は21日、新見公立大は22日で、中期日程の合格者と共に発表する。

 欠席率は、国立が0.1ポイント増の62.7%、公立は1.0ポイント増の64.8%。最も高かったのは、国立が京都大84.2%、公立が宮崎公立大85.1%だった。

© 株式会社山陽新聞社