「私たちに乗り越えられない壁はない」 40人諦めず精進 長崎歯科衛生士専門学校卒業式

3年生はマスクを外して臨んだ卒業式=長崎市、県歯科医師会館

 長崎歯科衛生士専門学校(渋谷昌史校長、143人)の卒業式が11日、長崎市茂里町の県歯科医師会館であり、3年生40人が新たな一歩を踏み出した。
 卒業生はマスクを外して出席。参列する保護者の人数制限は設けず、在校生も参加し、4年ぶりに新型コロナウイルス禍以前の式典の姿に戻った。
 卒業生代表の今里菜緒さん(22)は「最後まで信じ応援してくれてありがとう」と家族らへの感謝の言葉を述べ、「私たちに乗り越えられない壁はないと信じ、それぞれが描いた歯科衛生士になれるよう精進していく」と誓った。
 歯科衛生士は、歯と口の衛生指導や歯科診療補助などをする専門職。卒業生の多くは県内の歯科医院などに就職する。


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