【新日本】新世代の海野&成田がオカダ&棚橋に果敢に挑戦するも王者&エースの壁は高し!

新日本プロレスは3月11日(土)、愛知県体育館(ドルフィンズアリーナ)で『NEW JAPAN CUP 2023』を開催した。

『NEW JAPAN CUP 2023』
日時:2023年3月11日(土) 15:30開場 17:00開始
会場:愛知・愛知県体育館(ドルフィンズアリーナ)
観衆:2,190人

第6試合ではスペシャルタッグマッチが行われ、オカダ・カズチカ&棚橋弘至とタッグを組み、新世代の海野翔太&成田蓮と対戦した。

今後の新日本プロレスを占う意味でも注目の一戦となったこのスペシャルタッグマッチ。

同期である海野翔太&成田蓮はこれからの新日本プロレスを支える選手とあって、現王者とエースのドリームタッグにどこまで喰らいつけるのか?

試合は新世代タッグが好連携を見せるも徐々にペースを奪われ、結果は王者とエースのドリームタッグが完勝となった。

<試合結果>

▼第6試合 30分1本勝負
スペシャルタッグマッチ
棚橋 弘至
オカダ・カズチカ 〇
vs
成田 蓮 ×
海野 翔太
13分32秒 レインメーカー→片エビ固め

■試合後バックステージコメント

棚橋「今日はもう完全にオカダの空気に、闘いに引っ張られた。これがベルトを巻いている人間の緊張感であり怒りであり、ちょっと今日はね、オカダの闘いに気持ちの部分でね、ついていくのがやっとだった。あぁ、これがチャンピオンの闘いだわ。賛成」

──新世代タッグに関してはいかがでしょう?

棚橋「あの二人の今置かれている立場っていうのは、もちろん俺も通ってきた道だからアドバイスはないし、自分で道を切り開くしかないよ」

オカダ「まぁドリームタッグとしてね、復活の狼煙を上げることができたんじゃないかと思います。こんな若い二人にね、負けてるようじゃ、またあのタッグのベルトを巻くわけには、まだまだ遠いぞと言われてしまうと思いますんで、しっかりとタッグの力も見せつつ、個の力も見せつつ、いいタッグチームになってきたんじゃないかなと思います。あとはしっかり大きな舞台で闘う経験を増やしていって、ただタッグを組んでいるだけでは、やっぱり今のタッグチャンピオンやタッグ戦線にいる人たちの所にはまだまだ行けないと思うんで、しっかりとまた個と個を高めつつ、二人のチームというのも磨いて、また戻れたらと思います。まぁタッグばっかやって、タッグばっか自分の中で楽しんでしまってますけど、今は『NEW JAPAN CUP』という中でなんでこのトーナメントの中、俺がタッグでできるかと言うと、(IWGPのベルトを叩いて)これがあるから。トーナメントが……誰でもいいっすよ。また今までにない経験をね、タッグであるけどもまた経験して一段と強くなってますから。楽しみっすね、誰が優勝するか。あと今日の二人、気合い入ってたね。噛み付いてくれたんじゃない? まぁ前回噛み付いてきた男は甘噛だったけどね。今日はしっかりと牙で…歯じゃないね。牙で噛み付いてくれたんじゃないかなと思います。ただ、ただもっと尖らせといてくれよ。そんなちょっと鈍った牙じゃね、俺んとこ噛み付いてもすぐ外れますよ。まぁ、あの二人のレベルが高いのは認めてあげるよ。時代が違えばIWGPというものを獲ってたかもしれない二人の強さだし。でもね、新日本プロレスのレベルも上がってんだよ、この野郎。分かるか? 俺が上げてんだよ。まだまだ若いよ。目指しなさいよ。これが君たちの目指すレベル。このレベルで闘っていけない限り、このベルトの闘いというものには入ってこれないし、新日本プロレスでもすぐ埋もれてしまうでしょう。ドンドンドンドン練習して強くなって、カッコ良くなって、また俺の前に立ちなさい。」

海野「今、見たこれが現実だよ。新日本プロレスのトップとの差は歴然だな。でも一つ今日の負けを味わえたのはとてもデカいな。噛み付くのなんか誰にでもできるんだよ。噛み付いて負けるために苦しい思いをして海外遠征を過ごしてきたわけじゃねえんだよ。必ずトップを獲るために、新日本プロレスの時代を変えるためにこっちはやってんだよ。(立ち上がって)今日の負けはしっかり認めます。ただこれが次に闘う時、どれだけ縮められているか、あるいは超せるか。必ず時代を変えると共に、このプロレス界にパラダイムシフトを巻き起こしてやるからな。それまでめちゃくちゃ強い、カッコいい棚橋さんとオカダさんでいてくれよ」

成田「オカダ…オカダ・カズチカ! クソッ、ぜってえリベンジしてやる! クソッ!」

<写真提供:新日本プロレス>

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