職場で男女差「ある」6割 転職検討も、民間調査

職場にジェンダーギャップ(男女格差)はあるか

 仕事の内容や待遇など、職場での「ジェンダーギャップ(男女格差)」を感じたことがある人は、男女ともに約6割に上ることが13日、民間の調査で分かった。女性の半数以上が「男性より不利になる」と答え、3人に1人は転職を検討するなど、より強い影響を受けていた。担当者は「ギャップの解消には企業の経営層や国の後押しが必要だ」としている。

 調査は2月、転職サイトを運営する「キャリアデザインセンター」(東京)がウェブ上などで実施し、20~60代の男女958人から回答を得た。

 職場にジェンダーギャップがあるかとの問いには、「非常にある」が女性27%、男性18%。「ややある」が女性37%、男性42%で、合計ではいずれも6割近かった。

 女性の55%は自身の性別が「とても不利」「やや不利」と答え、男性の20%を大きく上回った。転職を考えたことがある女性は32%だった。

 一方で、男女ともに半数以上が「女性(男性)だから」「女性(男性)らしさ」といった固定観念やプレッシャーによって、生きづらさを感じているとした。

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