「探偵!ナイトスクープ」新探偵の霜降り明星・せいや&ゆりやんがウキウキ。「ABCのお偉いさんのコネで来たアホな兄妹みたい」

ABCテレビほかでオンエア中のバラエティー「探偵!ナイトスクープ」(金曜午後11:17)の4月7日放送回から、“探偵”として、霜降り明星・せいやと、ゆりやんレトリィバァが登場。このほど会見を行い、心境を語った。

複雑に入り組んだ現代社会に鋭いメスを入れ、さまざまな謎や疑問を徹底的に究明する「探偵!ナイトスクープ」は、2019年11月に前任の西田敏行からバトンを受け継ぎ、ダウンタウン・松本人志が局長に就任。3月31日の放送をもって、たむらけんじ、ハライチ・澤部佑、銀シャリ・橋本直の3人が、探偵を卒業することが発表されていた。そして、3月には番組開始から35周年を迎える節目に、松本の下、石田靖、間寛平、カンニング・竹山隆範、麒麟・田村裕、スリムクラブ・真栄田賢に加え、せいやとゆりやんを迎えた7人の探偵で新たなスタートを切る。

初めて収録スタジオに入った2人は、関西出身で子どもの頃からテレビで見慣れたセットとあって、少々興奮気味。その様子は、せいやいわく「ABCのお偉いさんのコネで来たアホな兄妹みたい」とのことで、まだまだ地に足がついていない初々しい様子を見せた。

番組史上6人目の女性探偵となったゆりやんは「本物の『ナイトスクープ』のセットに入れて、テンションがめちゃくちゃ上がってます。誰にも言ってなかったんですけど、芸人になってすぐの頃から“探偵”になりたくて、夢がかないました。この話をいただいた時は非常に驚きましたし、光栄な思いです」と胸中を打ち明けた。

すると、せいやも「物心ついた3歳ぐらいの頃から、『ナイトスクープ』の音楽とか緑の扉とか…なんか覚えてますね。大人の番組の魅力というか。芸人になって、“探偵”にいつかなれたらなぁと、ずっとあったんですけど、まさか自分がなれるなんて。縁があるとは思わなかったので、不思議な気持ちですね」と述べ、憧れがあったことを告白。

2人の最初のロケの模様は、せいやが4月7日、ゆりやんが4月14日に放送される。せいやは「やっぱり1個目の依頼は緊張しますね。注目度が、すごいじゃないですか。『ナイトスクープ』ファンや、探偵の先輩方も『こいつ、どんなロケするねんやろな?』とか。正直めっちゃ緊張しますが、もうどうにもできないという。過去の自分に託してる状態なので。ロケは全力でやりましたけど、頼むからスタジオではいい感じになってくれという気持ちですね」と緊張感をにじませた。

このせいやの心情にゆりやんも同調し、「私はいつもロケに行く時は、むちゃくちゃ好き勝手にやらしていただくことが多いんですけど、『ナイトスクープ』は依頼者の方の依頼を解決するということで、寄り添いたいという気持ちがありました」と、これまでのロケとは違う気持ちになったそう。

すると、せいやも「普通のロケとは全く違うスイッチというか。芸人じゃない頃の自分の気持ちというか、友達と久しぶりに一緒に遊ぶような感覚でした。テレビに出てない方(依頼者)と一緒に現場でしゃべったり、カメラが回ってない時も素の会話をずっとしてたんですね。こういうのええなと。こういう仕事を待ってたというか、僕には向いてるなと思いました」と高揚感を伝えた。

また、これから探偵として解決してみたい依頼を尋ねられると、せいやは「まさに1発目の依頼は、僕以外でけへんのとちゃうかなというロケでしたね。今日のロケは体当たり系なんですけど、根性系は思いっきりやれるなと思いましたね」と自信満々。さらに、「あとね、僕はじいちゃん、ばあちゃん子なので、ご家族の感動に寄り添いたい。でも感情移入しすぎて、泣き崩れてロケにならないんでは」と心配も口にした。

一方、ゆりやんは「どんなジャンルの依頼も挑戦したいんですけど、子どもの頃から友達の悩み事を解決するのが好きで。できるだけ、難解系の依頼を解決したいですね。あと、私はおじいちゃん、おばあちゃん子なんで、家族の感動系の依頼を、涙でできるか分からないですけど、解決してみたいです」と、せいやのコメントにかぶせるボケで、新探偵としての決意を表現した。

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