
日本郵政は13日、保有しているゆうちょ銀行株の売り出し価格の総額が最大1兆2316億円に決まったと発表した。売却するのは最大約10億8900万株で、基準価格はゆうちょ銀株の13日の終値を基に1株1131円と設定した。受渡期日は20日。株式の売却により、ゆうちょ銀の経営の自由度を高める。
日本郵政によるゆうちょ銀の議決権比率は、今回の株式売却などで89%から60%程度に下がる見通し。2025年度までには50%以下に引き下げる計画だ。
郵政民営化法では、日本郵政はゆうちょ銀とかんぽ生命保険の全株式を、できる限り早期に処分すると定めている。